第5章 kdump の有効化


RHEL 9 システムでは、特定のカーネルまたはインストールされているすべてのカーネルで kdump 機能を有効または無効にするように設定できます。ただし、kdump 機能を定期的にテストし、その動作状態を検証する必要があります。

5.1. インストールされているすべてのカーネルでの kdump の有効化

kdump サービスは、kexec ツールのインストール後に kdump.service を有効にすることで起動します。マシンにインストールされているすべてのカーネルに対して、kdump を有効にして起動できます。

前提条件

  • 管理者権限がある。

手順

  1. インストールされているすべてのカーネルに crashkernel= コマンドラインパラメーターを追加します。

    # grubby --update-kernel=ALL --args="crashkernel=xxM"
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    xxM は必要なメモリー (メガバイト単位) です。

  2. システムを再起動します。

    # reboot
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  3. kdump サービスを有効にします。

    # systemctl enable --now kdump.service
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検証

  • kdump が実行されていることを確認します。

    # systemctl status kdump.service
    
    ○ kdump.service - Crash recovery kernel arming
         Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/kdump.service; enabled; vendor preset: disabled)
         Active: active (live)
    Copy to Clipboard
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