第2章 SAP HANA 向け HA ソリューション


2.1. 自動化された SAP HANA システムレプリケーション

SAP HANA システムレプリケーション (HSR) は、ビジネス継続性をサポートするビルトインの高可用性機能および障害復旧機能です。HANA システムレプリケーションを使用すると、SAP HANA データベースを 1 つ以上の場所にコピーして継続的に同期することができます。目標復旧時間 (RTO) を最小限に抑えるために、データは常にセカンダリーシステムにプリロードされます。

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しかし、SAP HANA には、HANA システムレプリケーションセットアップの一部であるコンポーネントで問題が発生した場合に、フェイルオーバーを自動的にトリガーするメカニズムが含まれていません。ただし、サードパーティーのクラスターソリューションを使用して、HANA システムレプリケーション環境の正常性を監視し、障害検出時にフェイルオーバーをトリガーできます。
RHEL では、Red Hat Enterprise Linux HA Add-On を使用してフェイルオーバーを自動化できます。Red Hat は、単一システムの SAP HANA セットアップ (スケールアップ) またはスケーラブルなマルチシステム SAP HANA セットアップ (スケールアウト) の両方に HA ソリューションを提供します。

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