Red Hat Summit107.7. ファイルを使用する場合のデフォルト
FTP コンシューマーはデフォルトで、リモート FTP サーバーで消費されたファイルを変更しないままにします。ファイルを削除する場合や、別の場所に移動する場合は、明示的に設定する必要があります。たとえば、delete=true を使用してファイルを削除するか、move=.done を使用してファイルを非表示の完了したサブディレクトリーに移動します。
通常の File コンシューマーは、デフォルトでファイルを .camel サブディレクトリーに移動するためとは異なります。Camel は FTP コンシューマーに対してデフォルトでこれを実行しないため、ファイルを移動または削除できるようにパーミッションがデフォルトで含まれて い ない可能性があります。
107.7.1. 制限
オプション readLock を使用すると、現在書き込まれている進行中のファイルを Camel が消費し ない ように強制できます。ただし、このオプションはデフォルトで無効になっています。これにはユーザーが書き込みアクセスを持つ必要があるためです。ロックの読み取りに関する詳細は、File2 のオプションの表を参照してください。
FTP 上で現在書き込まれているファイルが使用されないようにする他のソリューションがあります。たとえば、一時的な宛先に書き込みを行い、書き込み後にファイルを移動できます。
move または preMove オプションを使用してファイルを移動すると、ファイルは FTP_ROOT フォルダーに制限されます。これにより、FTP 領域外でファイルを移動できなくなります。別の領域にファイルを移動する場合は、ソフトリンクを使用して、ファイルをソフトリンクフォルダーに移動できます。
