3.5. HTTP プロキシーの設定
多くのサービスは、HTTP プロキシーを使用して、他のサービスまたはコンポーネントとの通信をフィルターリングし、セキュリティーを保護します。Fuse Online コンポーネントおよびインテグレーションで HTTP プロキシーを設定するには、Fuse Online のインストール前または後に Fuse Online カスタムリソースを編集します。
前提条件
- HTTP プロキシーのホストおよびポートの値を知っている必要があります。
手順
エディターでカスタムリソースを開きます。
Fuse Online がすでにインストールされている場合は、Fuse Online の設定変更に関する一般的な手順 の手順にしたがって、カスタムリソースを開きます。
Fuse Online がインストールされていない場合は、OCP のバージョンに応じて、以下の手順にしたがってカスタムリソースを開きます。
- OCP 4.x の場合: Fuse Online インスタンスを OpenShift 4.x プロジェクトに追加
- OCP 3.11 の場合: Fuse Online をインストールする前にデフォルトのカスタムリソースファイルを編集
syndesis-server
およびsyndesis-meta
コンポーネントの場合は、Java Options (javaOptions
) パラメーターを設定し、HTTP プロキシーホストおよびポートの値を指定します。syndesis-server
およびsyndesis-meta
に同じ HTTP プロキシー値を使用します。以下に例を示します。
spec: components: server: javaOptions: -Dhttp.proxyHost=10.0.0.100 -Dhttp.proxyPort=8800 meta: javaOptions: -Dhttp.proxyHost=10.0.0.100 -Dhttp.proxyPort=8800
Fuse Online インテグレーションでは、Maven 引数 (additionalArguments) パラメーターを設定します。以下に例を示します。
spec: components: server: features: maven: additionalArguments: "-Dhttp.proxy=10.0.0.100 -Dhttp.proxyPort=8800"
カスタムリソースを保存します。
Fuse Online がすでにインストールされている場合、手順 2 の javaOptions の更新に応じて
syndesis-server
Pod が再デプロイされます。HTTP プロキシーを使用する稼働中のインテグレーションを再パブリッシュします。
- Fuse Online で、更新するインテグレーションを選択します。
- Edit を選択します。
- Publish を選択します。
Fuse Online はインテグレーションの再ビルド時に HTTP プロキシー設定を使用します。