2.4. Fuse Online の設定に使用するカスタムリソース属性の説明
インストール前のみに指定できるカスタムリソース属性の他に、インストール前または後に変更できるカスタムリソース属性が複数あります。
表 1 には、設定可能なカスタムリソース設定の簡単な説明が記載されています。また、インストールの前または後、あるいは両方で変更可能であるかどうかを示しています。適切に Fuse Online を設定するには、以下の表の情報を活用して、インストール前にカスタムリソースをどのように変更する必要があるのか、またはインストール後にカスタムリソースをどのように変更するのかを見極める必要があります。その後、該当する手順にしたがいます。
OCP 4.x の場合:
OCP 3.11 の場合:
機能/設定 | 設定可能なタイミング | 仕様 |
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強化されたアクティビティー追跡 | インストール前のみ設定 |
強化されたアクティビティー追跡はデフォルトで有効になっています。Jaeger 設定をカスタマイズする場合は、 |
外部データベース | インストール前のみ設定 |
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コネクションおよびインテグレーションの 内部ストレージ容量。 | インストール前のみ設定 |
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Fuse Online コンソールにアクセスするための OpenShift ルート | インストール前のみ設定 |
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Memory および CPU 各コンポーネントによって独自のメモリー要件が定義されるため、各 Pod には割り当てられるメモリー容量の制限があります。制限および要求設定の詳細は、OpenShift ドキュメントの Configuring cluster memory to meet container memory and risk requirements セクションを参照してください。
| インストール前のみ設定 |
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3scale の検出 | インストール前または後に設定 |
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バックアップ | インストール前または後に設定 |
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ノードのアフィニティー と 許容 (Toleration) Fuse Online インフラストラクチャーコンポーネントおよびインテグレーション Pod のクラスター内のノードへの配置を決定します。 ノードのアフィニティーを使用すると、配置先のノードのグループに対して Fuse Online Pod のアフィニティーを指定できます。 許容 (Toleration) を使用すると、Fuse Online Pod が実行されるノードを制御し、他のワークロードがそれらのノードを使用しないようにすることができます。 Fuse Online Pod の設定 も参照してください。 | インストール前または後に設定 |
注記: Fuse Online インフラストラクチャーコンポーネントのデプロイメントには
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インテグレーションの制限 | インストール前または後に設定 |
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データベースコネクションプール サーバーコネクションプール設定を調整して、データベースへのコネクションを管理できます。 データベースプール設定の追加情報は、この表の後に記載されています。 | インストール前または後に設定 |
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Java オプション
Java オプションに応じて、コンポーネントに異なる値を指定できます。たとえば、JVM 関連のパラメーターは | インストール前または後に設定 |
HTTP プロキシーを設定する場合 (例): components:+ server: |
Maven 引数 | インストール前または後に設定 |
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Maven Mirror | インストール前または後に設定 |
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Maven リポジトリー | インストール前または後に設定 |
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監視 | インストール前または後に設定 |
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パブリック REST API | インストール前または後に設定 |
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ToDo アドオン | インストール前または後に設定 |
Adding sample data to a Fuse Online environment running on OCP も参照してください。 |
監査 コネクター、接続、インテグレーションに加えられた基本的な変更を表示します。 Auditing Fuse Online components も参照してください。 注記: これは テクノロジープレビューの機能です。 | インストール前または後に設定 |
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アドオン機能と設定
強化されたアクティビティー追跡
Fuse Online のインストール時に、Jaeger を使用したアクティビティー追跡はデフォルトで有効になっています。(OperatorHub またはコマンドラインスクリプトを使用して) Fuse Online をインストールする場合、OperatorHub の存在を検出し、OperatorHub のサブスクリプション機能を使用して Jaeger をインストールします。OperatorHub が利用できないという制限された状況では、Fuse Online は独自のインストール機能を使用して Jaeger をインストールします。任意で、Jaeger 監視用の Fuse Online の設定 のセクションで説明されているように、Fuse Online をインストールする前に Jaeger 設定をカスタマイズできます。
コネクションおよびインテグレーションを永続化するための外部データベース
Fuse Online のデフォルトインストールは、コネクションおよびインテグレーション定義を永続化するために Fuse Online によって使用される内部 PostgreSQL データベースを提供します。代わりに、OpenShift がデフォルトで提供する PostgreSQL テンプレートの 1 つなど、外部 PostgreSQL データベースを使用することを選択できます。
内部ストレージ容量
ほとんどの Fuse Online 環境では、デフォルトの
1Gi
で十分対応できます。Red Hat テクニカルサポートが推奨する場合のみ、新しい Fuse Online インストールのこの設定を増強することが想定されます。これは、稼働している別の Fuse Online 環境で Fuse Online のサーバーエラーが発生し、Red Hat テクニカルサポートが、デフォルトよりも容量が大きいデータベースボリュームで Fuse Online 環境をインストールする必要があると判断した場合です。Fuse Online がすでに稼働している OpenShift プロジェクトで Fuse Online の内部ストレージ容量を増やすには、最初に Fuse Online をアンインストールする必要があります。OCP プロジェクトからの Fuse Online のアンインストール を参照してください。
データベースコネクションプールの設定
以下の
syndesis-server
データベース接続プールプロパティーを設定できます。-
connectionTimeout
-syndesis-server
がプールからのコネクションを待機する最大時間 (ミリ秒単位)。許可される最小コネクションタイムアウトは 250 ミリ秒です。デフォルトは 30000 (30 秒) です。 -
idleTimeout
- コネクションが削除されるまで、プールでアイドル状態にすることができる最大時間 (ミリ秒単位)。0 の値は、アイドルコネクションがプールから削除されないことを意味します。許可される最小値は 10000 (10 秒) です。デフォルトは 600000 (10 分) です。 -
leakDetectionThreshold
- コネクションリークの可能性を示すメッセージがログに記録される前に、コネクションがプール外にある時間 (ミリ秒単位)。0 を値として指定すると、リーク検出が無効になります。リーク検出の有効化で許容される最小値は 2000 (2 秒) です。デフォルトは 0 です。 -
maxLifetime
- プール内のコネクションの最大有効期間 (ミリ秒単位)。許可される最小値は 30000 (30 秒) です。デフォルトは 1800000 (30 分) です。 -
maximumPoolSize
- アイドルコネクションと使用中のコネクションの両方を含む、プールが到達できる最大サイズ。デフォルトは 10 です。 -
minimumIdle
- プールに保持されるアイドルコネクションの最小数。デフォルト値はmaximumPoolSize
です。
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