2.3. OCP で稼働している Fuse Online 環境へのサンプルデータの追加
新しいユーザーが Fuse Online でのインテグレーションの作成方法を学べるよう、Fuse Online 環境にサンプルデータを追加することができます。サンプルデータには以下が含まれます。
- PostgresDB コネクション。これにより、タスクに関するレコードが含まれる SQL データベースへのアクセスを提供します。新規ユーザーは、このコネクションを 1 回または複数回使用してレコードをクエリー、追加、変更、または削除するインテグレーションを作成できます。
- To Do アプリケーション。これにより、ユーザーは AMQ to REST API サンプルインテグレーションが想定どおりに機能することを確認できます。
また、Fuse Online 環境にサンプルデータを追加せずに、サンプルデータが含まれる Fuse Online 評価環境をリクエスト することもできます。新しいユーザーは、Fuse Online サンプルインテグレーションのチュートリアル の指示に従って、サンプルインテグレーションを作成できます。
前提条件
- オンサイトで Fuse Online 7.5 が OCP にインストールされ、稼働している必要があります。
-
oc
クライアントツールがインストール済みであり、Fuse Online がインストールされている OCP クラスターに接続されている必要があります。 - クラスター管理者権限を持つユーザーは、該当ユーザーがクラスターでアクセス権限を持つプロジェクトに Fuse Online をインストールするための権限を付与済みである必要があります。
-
ユーザー名とパスワードを知っている Red Hat developer のアカウントが必要です。
https://developers.redhat.com
に対して認証できるよう、インストールスクリプトから認証情報を求められます。アカウントの作成に関する詳細は、Red Hat レジストリーへのアクセスおよびその設定 を参照してください。
手順
Fuse Online をインストールする権限を持つアカウントで OpenShift にログインします。以下に例を示します。
$ oc login -u developer -p developer
現在のプロジェクトが Fuse Online で稼働しているプロジェクトであることを確認します。現在のプロジェクトを表示するには、以下を実行します。
$ oc project
syndesis
カスタムリソースを編集します。以下のコマンドを実行します。通常、エディターでリソースが開かれます。
oc edit syndesis
以下の行をリソースの最後に追加します。
spec: demoData: true addons: todo: enabled: true
リソースを保存します。
syndesis
カスタムリソースに対するこの変更を保存することにより、Fuse Online のインストールを担うsyndesis-operator
がsyndesis-server
を再デプロイするようトリガーされます。
再デプロイされたサーバーがサンプルデータを提供することを確認します。
- ブラウザーで Fuse Online コンソールを表示します。
- 左側のナビゲーションパネルで Connections をクリックします。
- PostgresDB コネクションが表示されることを確認します。