15.3. Knative チャネルへのメッセージの送信
シンプルなインテグレーションでは、Knative コネクションはフローの途中で Knative チャネルにメッセージを送信したり、シンプルなインテグレーションを終了するためにメッセージを送信することができます。これには、Knative コネクションをフローの途中に追加するか、シンプルなインテグレーションの最後のコネクションとして追加します。
前提条件
- Knative コネクションが有効になっている必要があります。
- メッセージの送信先となる Knative リソースが Fuse Online と同じクラスターにインストールされている必要があります。
- コネクションがメッセージを送信する Knative チャネルの名前を知っている必要があります。
- フローを作成または編集することになり、Fuse Online でインテグレーションに追加するよう要求されます。または、Fuse Online で最後のコネクションを選択するよう要求されます。
手順
- Add to Integration ページで、コネクションの追加先のプラス記号をクリックします。Fuse Online が最後のコネクションを選択するよう要求する場合は、このステップをスキップします。
- Choose a connection ページで Knative コネクションをクリックします。
- Send to Channel アクションを選択します。
- Channel name フィールドをクリックし、Fuse Online を実行しているクラスターで使用できる Knative チャネルの一覧を表示します。
- インテグレーションがメッセージを送信するチャネルを選択します。
Next をクリックし、Send to Channel アクションの入力タイプを指定します。これは、インテグレーションが Knative チャネルに送信するタイプです。
データタイプの認識が必要がなかったり、前のインテグレーションステップからの出力が想定されたタイプであった場合、 Select Type フィールドで Type specification not required を指定し、Next をクリックします。残りの手順を行う必要はありません。
ただし、構造化データタイプが推奨されます。たとえば、コネクション入力をデータマッパーステップでマップする場合、データタイプを指定する必要があります。データマッパーは、非構造化データのフィールドを表示できません。
データタイプを指定するには、Select Type フィールドをクリックし、以下の 1 つをスキーマタイプとして選択します。
-
JSON schema は JSON データの構造を記述するドキュメントです。ドキュメントのメディアタイプは
application/schema+json
です。 -
JSON instance は JSON データが含まれるドキュメントです。ドキュメントのメディアタイプは
application/json
です。 -
XML schema は XML データの構造を記述するドキュメントです。ドキュメントのファイル拡張子は
.xsd
です。 -
XML instance は XML データが含まれるドキュメントです。このドキュメントのファイル拡張子は
.xml
です。
-
JSON schema は JSON データの構造を記述するドキュメントです。ドキュメントのメディアタイプは
-
Definition 入力ボックスに、選択したスキーマタイプに準拠する定義を貼り付けます。たとえば、JSON schema を選択した場合は、メディアタイプが
application/schema+json
の JSON スキーマファイルの内容を貼り付けます。 Data Type Name フィールドにはデータタイプに選択した名前を入力します。たとえば、ベンダーの JSON スキーマを指定する場合は、
Vendor
をデータタイプ名として指定することができます。このタイプを指定するコネクションを使用するインテグレーションを作成または編集するときにこのデータタイプ名が表示されます。Fuse Online では、インテグレーションビジュアライゼーションとデータマッパーにタイプ名が表示されます。
- Data Type Description フィールドには、このタイプを区別するのに便利な情報を提供します。データマッパーでこのタイプを処理するステップにカーソルを合わせると、この説明が表示されます。
- Next をクリックします。
結果
インテグレーションビジュアライゼーションで、追加した場所にコネクションが表示されます。実行中、このコネクションは選択した Knative チャネルにメッセージを送信します。
次のステップ
必要なすべてのコネクションをインテグレーションに追加します。次に、Knative チャネルにメッセージを送信する Knative コネクションの直前にデータマッパーステップを追加します。ソースフィールドを Knative コネクションターゲット message
フィールドにマップします。