9.5. FHIR サーバー上のリソースにあるすべてのフィールドを更新
インテグレーションでは、FHIR サーバー上のリソースを更新できます。更新された値を提供するには、リソースを更新する FHIR コネクションの直前にデータマッパーステップを追加します。フローの以前のステップは、更新したリソースに含まれるデータを提供することが想定されます。この FHIR コネクションが更新するターゲットリソースのフィールドに、以前のステップのフィールドをマップします。
更新されたリソースには、マップ先のフィールドのみが含まれます。そのため、値が変更するフィールドをマップする他に、リソースに含まれるようにする値の変更しないフィールドをマップする必要があります。特定のリソースフィールドをマップしないと、コネクションは更新されたリソースからそのフィールドを削除します。
以前のステップのリソース ID をこのコネクションのリソース ID にマップするようにしてください。これはコネクションが変更しない唯一のリソースフィールドになります。FHIR サーバーに、更新されるリソースのリソース ID を持つリソースがない場合、コネクションはそのリソース ID で新しいリソースを作成します。これは、ユーザーが選択したリソース ID で新しいリソースを追加する唯一の方法になります。
リソースを更新または作成するには、FHIR コネクションをフローの途中に追加するか、シンプルなインテグレーションの最後のコネクションとして追加します。
前提条件
- リソースを更新または作成する FHIR サーバー上へのコネクションが作成されている必要があります。
- フローを作成または編集することになり、Fuse Online でインテグレーションに追加するよう要求されます。または、最後のコネクションを追加するよう要求されます。
手順
- Add to Integration ページで、コネクションの追加先のプラス記号をクリックします。Fuse Online が最後のコネクションを選択するよう要求する場合は、このステップをスキップします。
- FHIR サーバーでリソースの更新に使用する FHIR コネクションをクリックします。
- Choose an action ページで Update を選択します。
- Resource Type フィールドをクリックし、FHIR リソースタイプのリストを表示します。更新または作成するリソースのタイプを選択または入力します。
更新または作成するリソースタイプに他のリソースタイプが含まれている場合、Contained Resource Types フィールドで含まれているタイプを選択します。複数のタイプを選択する必要がある場合は Ctrl キーを使用します。
含まれるリソースタイプを特定すると、データマッパーは含まれるリソースにあるフィールドを表示できるようになります。含まれるリソースタイプを指定しないと、含まれるリソースにあるフィールドをマップ元またはマップ先としてマッピングすることができません。実際に含まれないリソースを選択しても問題はありません。
- Next をクリックして、このコネクションをフローに追加します。
- 更新されたリソースに含まれるデータを取得する追加のステップがフローに必要な場合は、この FHIR コネクションの前に追加します。
- インテグレーションビジュアライゼーションで、リソースを更新する FHIR コネクションの前にあるプラス記号をクリックします。
- Data Mapper をクリックします。
データマッパーで以下を行います。
- リソース ID をターゲットリソース ID にマップします。これは、新しいリソースのリソース ID を指定する唯一の方法になります。
- 更新されたリソースまたは新しいリソースに含める各リソースフィールドにマップします。値が変更しないフィールドおよび値を更新する必要があるフィールドにマップするようにしてください。
- Done をクリックして、データマッパーステップをフローに追加します。
結果
インテグレーションビジュアライゼーションで追加した場所にコネクションが表示されます。実行中、コネクションは FHIR サーバーでリソースを更新または作成し、id.idPart
フィールドが含まれる MethodOutcome リソースを返します。このフィールドには更新または作成されたリソースの ID が含まれ、これをフローの後続のステップにマップできます。