3.7. 付録: ISO からのカスタムディスクイメージの作成


Microsoft Azure 内のインスタンスは、ディスクイメージから作成されます。Gluster Storage には、デフォルトの Microsoft Azure が提供するイメージではなく、カスタムイメージが必要です。カスタム仮想マシンイメージの構築は通常 Hyper-V で実行されますが、Microsoft Azure のカスタムイメージは、ネイティブ Linux ツールを使用してビルドすることもできます。
カスタムイメージを設定するための全体的なプロセスには約 30 分かかります。
  1. Gluster Storage の最新 ISO を https://access.redhat.com/downloads/content/186/ver=3.1/rhel---7/3.1/x86_64/product-software からダウンロードします。
  2. virt-manager を使用して、2 つのコアである 4 GB RAM、2 つのコア 20 GB の virtio HDD と 1 つの NIC を持つ qcow2 イメージを作成します。
  3. ISO イメージからインスタンスを起動し、Gluster Storage のインストールを完了します。Windows Azure エージェントはスワップ領域用に一時ディスクを設定するため、スワップ領域を割り当てないでください。
  4. インスタンスを再起動してログインします。
  5. 汎用ホスト名を設定します。
    Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:
    # hostnamectl set-hostname localhost.localdomain
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    Red Hat Enterprise Linux 6 の場合:
    # vim /etc/sysconfig/network
    
    NETWORKING=yes
    HOSTNAME=localhost.localdomain
    
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  6. DHCP が /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 に設定されていることを確認します。
    DEVICE=eth0
    ONBOOT=yes
    BOOTPROTO=dhcp
    IPV6INIT=no
    TYPE=Ethernet
    USERCTL=no
    PEERDNS=yes
    
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  7. Microsoft Azure および Hyper-V との競合を回避するために、udev ルールを更新します。
    # rm -f /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
    # rm -f /lib/udev/rules.d/75-persistent-net-generator.rules
    
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  8. Red Hat Enterprise Linux 7 では、Gluster Storage にデフォルトのファイアウォールルールを適用します。これらのルールセットは、ノード間の通信、GlusterFS クライアント、および NFS に使用されます。
    # firewall-cmd --zone=public --add-service=glusterfs --permanent
    # firewall-cmd --zone=public --add-service=nfs --add-service=rpc-bind --permanent
    
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  9. 仮想マシンを登録します。
    # subscription-manager register --auto-attach
    # subscription-manager repos --disable=*
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  10. Extras リポジトリーおよび Gluster Storage リポジトリーを有効にします。これは rhel-6- または rhel-7- のいずれかになります。
    # subscription-manager repos --enable rhel-7-server-rpms --enable rhel-7-server-extras-rpms --enable rh-gluster-3-for-rhel-7-server-rpms
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  11. システムを更新して、Microsoft Azure Linux エージェントをインストールします。
    # yum update –y
    # yum –y install WALinuxAgent
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  12. Gluster Storage のインストール時に定義されたスワップ領域を無効にします。これは Red Hat Enterprise Linux 7 で必要になります。Microsoft Azure は、ランタイム時に一時ストレージを割り当てます。このストレージは swap に使用されるため、スワップ領域を明示的に定義する必要はありません。
    # swapoff -v /dev/rhgs/swap
    # sed -i '/.* swap/d' /etc/fstab
    
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    Red Hat Enterprise Linux 6 では、インストーラーはディスク設定を変更できるため、スワップが定義されていません。ただし、論理ボリュームを作成している場合は、RHEL 7 で設定を削除します。
  13. Red Hat Enterprise Linux 7 のみAzure で実行されている Linux 仮想マシンには、initramfs イメージ内に hv_storvsc ドライバーおよび hv_vmbus ドライバーが必要です。Red Hat Enterprise Linux 6 インストーラーにはこれらのドライバーが自動的に含まれていますが、Red Hat Enterprise Linux 7 では、インストーラーは Hyper-V デバイスがインストール時に検出される場合にのみこれらのドライバーを追加します。virt-manager を使用して仮想マシンイメージをビルドする場合は、これらの Hyper-V ドライバーを手動で追加します。
    1. 以下の内容を /etc/dracut.conf に追加します。
    2. initramfs を再生成します。
      # dracut -f -v
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  14. カーネルブート設定を更新します。
    Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:
    1. /etc/default/grub に GRUB_CMDLINE_LINUX 変数を設定します。
      ``rd.lvm.lv=rhgs/root console=ttyS0 earlyprintk=ttyS0 rootdelay=300
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    2. grub2 設定を更新します。
      # grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg
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    3. rhqb、quiet、または crashkernel=auto パラメーターを削除します。
    Red Hat Enterprise Linux 6 の場合:
    1. /boot/grub/menu.lst でカーネルブート行を更新します。
      console=ttyS0 earlyprintk=ttyS0 rootdelay=300 numa=off
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    2. rhqb、quiet、または crashkernel=auto パラメーターを削除します。
  15. 起動時に Windows Azure エージェントを起動できるようにします。
    • Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:
      # systemctl enable waagent
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    • Red Hat Enterprise Linux 6 の場合:
      # chkconfig waagent on
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  16. Red Hat Subscription Manager を使用して仮想マシンの登録を解除します。
    # subscription-manager unregister
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  17. インスタンスのプロビジョニングを解除してローカル設定を削除します。これにより、インスタンスは Microsoft Azure 内のディスクイメージとして使用することができます。
    # yum clean all
    # waagent -force -deprovision
    # export HISTSIZE=0
    # poweroff
    
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  18. インスタンスの XML をダンプし、作成した仮想ディスクのファイル名を見つけ、Microsoft Azure と互換性のある VHD ファイルに変換します。この例では、インスタンスは qcow2 ディスク形式を使用して最初に作成されました。
    # virsh dumpxml image-name
    # qemu-img convert -f qcow2 -O vpc -o subformat=fixed -O vpc rhgs313.qcow2 rhgs313.vhd
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