A.4. バッテリー
テストの対象
battery テストは、バッテリーを内蔵している有効なシステムでのみ実行できます。このテストは、UPS や BIOS バッテリーなど、システムに一次内部電源を供給しない外部バッテリーには対応していません。テストは、ハードウェア検出ルーチンが udev
データベース内で次の文字列を検出したときにスケジュールされます。
POWER_SUPPLY_TYPE=Battery
テストの内容
このテストでは、バッテリーが接続されているかどうか、AC アダプターがシステムに接続されているかどうか、バッテリーの充電と放電のステータスが検出されます。
テストの準備
バッテリーが 100% 充電されているときはテストを実行しないでください。テスト失敗の可能性を避けるために、テストを実行する前にバッテリーを放電し、充電レベルを下げてください。
テストの実行
テストはインタラクティブに行われます。次のコマンドを実行し、表示されるリストから適切な battery
テスト名を選択します。
rhcert-run
このテストでは、10 mWh のバッテリーの充放電を検出し、現在の容量とバッテリーの充電状態を表示します。プロンプトが表示されたら、画面上の指示に従って AC アダプターを抜き差しします。
ランタイム
テストの実行時間はバッテリーの充放電速度によって異なります。このテストはラップトップで実行されるため、必須の supportable テストが suspend テストとともに実行されます。全体で 7 - 10 分かかります。