A.6. ブルーレイ
テストの対象
Bluray テストは、以下のメディアおよび関連するドライブタイプで実行されます。
- 読み取り専用メディアおよびドライブ (BD-ROM)
- ライトワンスメディアおよびドライブ (BD-R)
- 書き換え可能なメディアおよびドライブ (BD-RE)
udev
コマンドからの情報に基づいて、テストスイートはスケジュールする光学ドライブテスト (Blu-ray、DVD、または CD-ROM) と、テストするメディアタイプ (読み取り専用、書き込み可能、および書き換え可能) を決定します。たとえばテストスイートは、書き換え機能を持ち、DVD および CD-ROM ディスクの読み取りも可能な Blu-ray ドライブに以下のテストを計画します。
- Blu-ray メディアの書き換え (消去、書き込み、および読み取り) テスト
- DVD メディアの読み取りテスト
- CD-ROM メディアの読み取りテスト
指定されたドライブに対して 1 回のみ Bluray テストを実行する必要があります。
テストの内容
このテストは、ドライブの機能に応じて以下のタスクを実行します。
- 読み取り専用ドライブ: まずディスクからデータを読み取り、それをハードディスクにコピーします。次に、ディスクのデータをハードディスクのコピーと比較します。すべてのファイルのチェックサムが一致すれば、テストは合格です。
- 書き込み機能搭載ドライブ: まずハードディスクからデータを読み取り、それを書き込み可能な空のディスクに書き込みます。次に、ハードディスクのデータをディスクのコピーと比較します。すべてのファイルのチェックサムが一致すれば、テストは合格です。
- 書き換え機能搭載ドライブ: まず書き換え可能なディスクの情報をすべて消去します。次に、ハードディスクからデータを読み取り、それを書き換え可能ディスクに書き込みます。最後に、ハードディスクのデータをディスクのコピーと比較します。消去操作に成功し、すべてのファイルチェックサムが一致していれば、テストに合格します。
テストの実行
テストはインタラクティブに行われます。次のコマンドを実行し、表示されるリストから適切な Bluray
テスト名を選択します。
rhcert-run
画面の手順に従って適切なメディアを挿入し、必要に応じてドライブのトレイを閉じます。
ランタイム
Bluray テストのランタイムは、メディアとドライブの速度によって異なります。2x 25G BD-RE ディスクの場合、テストは約 14 分間で終了します。