A.14. firmware
テストの対象
ファームウェアテストがサポートされているのは、Unified Extensible Firmware Interface (UEFI) と EFI System Resource Table (ESRT) を使用する x86_64 アーキテクチャーシステムの RHEL バージョン 8 以降で実行してファームウェアを管理する場合のみです。
RHEL バージョン対応
- RHEL 8
- RHEL 9
テストの内容
テストでは以下のサブテストが実行されます。
-
セキュリティーチェックサブテスト: サブテストでは、システムとデバイスのファームウェアが HSI-1 レベルの標準 を満たしているかどうかを検証することで、テスト対象のホストがセキュリティーのベストプラクティスに従っているかどうかをチェックします。このテストは、
fwupdagent security --force
コマンドを使用して HSI-1 セキュリティー属性を確認し、出力を取得します。 - 更新サービスサブテスト: サブテストでは、テスト対象のホストが Linux Vendor Firmware Service (LVFS) を通じてファームウェア更新をダウンロードしてインストールできるかどうかを検証します。
合格の基準
- テストは、すべての HSI-1 属性に合格した場合にのみ合格します。
- システムが LVFS 更新をインストールした場合、テストに合格します。
テストの準備
- テスト対象のホストが RHEL 8.0 以降であることを確認します。
- システムが、レガシー BIOS モードではなく、UEFI モードで起動されていることを確認します。
テストの実行
このテストは、対話型ではありません。次のコマンドを実行し、表示されるリストから適切な firmware
テスト名を選択します。
rhcert-run
ランタイム
このテストの実行には 1 分かかります。その他の必須または選択されたテストは、全体の実行時間に追加されます。