A.17. fv_live_migration
テストの対象
fv_live_migration テストは、実行中の仮想マシンをテストサーバーに移行するテスト対象ホスト (HUT) の機能をチェックします。
RHEL バージョン対応
- RHEL 8
- RHEL 9
テストの内容
このテストでは、複数のサブテストを実行し、実行中の仮想マシンの HUT からテストサーバーへの移行を完了させます。テストを成功させるには、すべてのサブテストに合格する必要があります。本試験では、HUT が移行の要件を満たしているかどうかを確認し、仮想マシンを設定して HUT 上で起動します。そして、実行中の仮想マシンを HUT からテストサーバーにに移行します。移行後、仮想マシンが HUT 上で実行されておらず、テストサーバー上で動作していることを確認します。最後に、このテストでは、実行中の仮想マシンをテストサーバーから HUT に移行し、仮想マシンが HUT 上で実行されており、テストサーバーでは実行されていないことを再度確認します。
テストの準備
テストサーバーと HUT で Red Hat Enterprise Linux 8 が実行されており、テストサーバーと HUT に redhat-certification-hardware
パッケージがインストールされていることを確認します。
テストサーバーと HUT の両方のそれぞれの /etc/hosts ファイルにホスト名を追加し、以下に示すように完全修飾名のホスト名エイリアスを作成します。
- <HUT の IP アドレス> <HUT のホスト名>
- <テストサーバーの IP アドレス> <テストサーバーのホスト名>
テストの実行
このテストは非対話型です。現在、このテストは CLI を使用して手動で計画および実行することしかできません。
RHEL 8 の場合:
# rhcert-cli plan --add -t fv_live_migration
# rhcert-cli run -t fv_live_migration --server=<server name>
RHEL 9 の場合:
# rhcert-cli plan --add -t fv_live_migration
# rhcert-cli run --test fv_live_migration --server=<server name>
ランタイム
テストは 5 分程度で終了します。ただし、テストサーバーおよび HUT がそれぞれ同一または異なるラボまたはネットワークに属する場合は、時間が減少または増加する可能性があります。
関連情報
- ゲストイメージの詳細は、テスト実行中のゲストイメージのダウンロード を参照してください。