A.19. fv_pcie_storage_passthrough


テストの対象

fv_pcie_storage_passthroughテストは、ホストマシンに搭載された SAS や SATA などの PCIe ベースのストレージデバイスの制御が、仮想マシンに移行できるかどうかを検証するために使用されます。このテストは Red Hat Enterprise Linux 8 でサポートされており、ホストマシン上で実行する必要があります。このテストは、ホストがデバイスパススルーをサポートし、IOMMU が有効になっている場合に自動的に計画されます。

RHEL 9.4 以降では、このテストは ARM システムで実行できるようになりました。

RHEL バージョン対応

  • RHEL 8
  • RHEL 9

テストの内容

このテストでは、複数のサブテストを実行して、ホストマシンの HBA デバイスを仮想マシンに割り当て、仮想マシン内でストレージテストを実行します。テストを成功させるには、すべてのサブテストに合格する必要があります。このテストでは、ホストマシンに接続された PCIe デバイスをゲスト仮想マシンにネイティブに表示されるように割り当てることができるかどうかを検証し、パススルー PCIe デバイスを使用するようにゲスト仮想マシンを設定し、仮想マシンを起動して、デバイスが仮想マシン内で期待どおりに機能していることを確認します。

テストの準備

ホストマシンがデバイスパススルーをサポートし、IOMMU が有効になっていることを確認してください。設定するには、Configuring a Host for PCI Passthrough を参照してください。

注記

ホストマシンのルートパーティションがあるストレージデバイスでテストを実行しないでください。

テストの実行

このテストは非対話型です。次のコマンドを実行し、表示されるリストから適切な fv_pcie_storage_passthrough テスト名を選択します。

 rhcert-run

ランタイム

テストの実行には約 30 分かかります。

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