A.73. 手動でのテストの追加と実行


まれに、ハードウェア検出の問題や、ハードウェア、OS、またはテストスクリプトの他の問題により、テストが計画に失敗する場合があります。この場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。問題のサポートチケットを作成し、HUT の rhcert-cli コマンドを使用してテストをローカルテスト計画に手動で追加する方法を説明ように求められます。ローカルテスト計画に加えた変更は LTS に送信されるので、引き続きテストサーバーで Web インターフェイスを使用してテストを実行できます。このコマンドは、以下のように実行します。

# rhcert-cli plan --add --test=<testname> --device=<devicename> --udi-<udi>

ここでは、rhcert-cli コマンドのオプションは次のとおりです。

  • plan - テストプランの変更
  • --add - テストプランに項目を追加
  • --test=<testname> - 追加するテスト。テスト名は以下のとおりです。

    • hwcert/suspend
    • hwcert/audio
    • hwcert/battery
    • hwcert/lid
    • hwcert/usbbase/expresscard
    • hwcert/usbbase/usbbase/usb2
    • hwcert/usbbase/usbbase/usb3
    • hwcert/kdump
    • hwcert/network/Ethernet/100MegEthernet
    • hwcert/network/Ethernet/1GigEthernet
    • hwcert/network/Ethernet/10GigEthernet
    • hwcert/network/Ethernet/40GigEthernet
    • hwcert/network/wlan/WirelessG
    • hwcert/network/wlan/WirelessN
    • hwcert/memory
    • hwcert/core
    • hwcert/cpuscaling
    • hwcert/fvtest/fv_core
    • hwcert/fvtest/fv_live_migration
    • hwcert/fvtest/fv_memory
    • hwcert/fvtest/fv_network
    • hwcert/fvtest/fv_storage
    • hwcert/fvtest/fv_pcie_storage_passthrough
    • hwcert/fvtest/fv_pcie_network_passthrough
    • hwcert/fvtest/fv_usb_storage_passthrough
    • hwcert/fvtest/fv_usb_network_passthrough
    • hwcert/fvtest/fv_cpu_pinning
    • hwcert/profiler
    • hwcert/storage
    • hwcert/video
    • hwcert/supportable
    • hwcert/optical/bluray
    • hwcert/optical/dvd
    • hwcert/optical/cdrom
    • hwcert/fencing
    • hwcert/realtime
    • hwcert/reboot
    • hwcert/tape
    • hwcert/rdma/Infiniband_QDR
    • hwcert/rdma/Infiniband_FDR
    • hwcert/rdma/Infiniband_EDR
    • hwcert/rdma/Infiniband_HDR
    • hwcert/rdma/Infiniband_Socket_Direct
    • hwcert/rdma/10GigRoCE
    • hwcert/rdma/20GigRoCE
    • hwcert/rdma/25GigRoCE
    • hwcert/rdma/40GigRoCE
    • hwcert/rdma/50GigRoCE
    • hwcert/rdma/100GigRoCE
    • hwcert/rdma/200GigRoCE
    • hwcert/rdma/10GigiWarp
    • hwcert/rdma/20GigiWarp
    • hwcert/rdma/25GigiWarp
    • hwcert/rdma/40GigiWarp
    • hwcert/rdma/50GigiWarp
    • hwcert/rdma/100GigiWarp
    • hwcert/rdma/200GigiWarp
    • hwcert/rdma/Omnipath
    • hwcert/network/Ethernet/2_5GigEthernet
    • hwcert/network/Ethernet/5GigEthernet
    • hwcert/network/Ethernet/20GigEthernet
    • hwcert/network/Ethernet/25GigEthernet-
    • hwcert/network/Ethernet/50GigEthernet
    • hwcert/network/Ethernet/100GigEthernet
    • hwcert/network/Ethernet/200GigEthernet
    • rhcert/self-check
    • hwcert/sosreport
    • hwcert/storage/U2 SATA
    • hwcert/storage/M2 SATA
    • hwcert/storage/SATA_SSD
    • hwcert/storage/SATA
    • hwcert/storage/SAS_SSD
    • hwcert/storage/SAS
    • hwcert/storage/U2_NVME
    • hwcert/storage/M2_NVME
    • hwcert/storage/PCIE_NVME
    • hwcert/storage/NVDIMM
    • hwcert/storage/STORAGE
  • 他のオプションは、デバイスを指定する必要がある場合にのみ必要です。たとえば、ネットワークテストおよびストレージテストで、どのデバイスで実行するかを指示する必要があります。ここで使用されるデバイス名または UDI を決定するために、探す必要のある場所が様々にあります。サポートは、適切な名前または UDI の特定に役立ちます。見つかったら、次の 2 つのオプションのいずれかを使用してデバイスを指定します。

    • --device=<devicename> - "enp0s25" や "host0" などのデバイス名で識別される必要のあるデバイスです。
    • --udi=<UDI> - テストされるデバイスの一意のデバイス ID。UDI 文字列で識別されます。
  • テスト名を指定して rhcert-cli コマンドを実行します。

    rhcert-cli run --test=<test_name>

    以下に例を示します。

    rhcert-cli run --test=audio
  • --device を指定して、特定のデバイスを実行できます。

    rhcert-cli run --test=<test name> --device=<device name>

    以下に例を示します。

    rhcert-cli run --test=kdump --device=nfs
注記

rhcert-cli または rhcert-run を個別に使用し、結果を保存することを推奨します。rhcert-clirhcert-run の両方を混合して使用し、結果を一緒に保存すると、結果を正しく処理できなくなる可能性があります。

改訂日時: 2024-11-18

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