A.65. VIDEO_DRM
テストの対象
VIDEO_DRM テストは、基本的なグラフィックスをサポートするネイティブ DRM カーネルドライバーを利用するグラフィックコントローラーを検証します。
以下の場合に、テストが計画されます。
- 使用中のディスプレイドライバーが、カーネルモード設定ドライバーとして識別される。
- ディスプレイドライバーがフレームバッファーではない。
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glxinfo
コマンドで識別されるように、直接レンダリングがサポートされておらず、OpenGL レンダラー文字列がllvmpipe
である。
RHEL バージョン対応
- RHEL 9
テストの内容
このテストでは、VIDEO テストと同様にグラフィックコントローラーの機能を検証します。
テストの準備
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システムのモニターとビデオカードが 1024x768 の解像度で実行され、24 ビット別のピクセル (bpp) の色深度を実行できることを確認します。より高い解像度または色深度も使用できます。
xrandr
コマンドの出力で 1024x768 (24 bpp 以上) を確認してください。 - カードまたはモニターの組み合わせで生成できるすべての解像度が表示されない場合は、モニターとビデオカードの間の KVM スイッチをすべて削除してください。
テストの実行
このテストは非対話型です。次のコマンドを実行し、表示されるリストから適切な VIDEO_DRM
テスト名を選択します。
rhcert-run
まず、テストシステム画面が空白になり、x11perf テストプログラムからの一連のテストパターンが表示されます。テストが完了すると、デスクトップまたは仮想ターミナルの画面に戻ります。
ランタイム
このテストの実行には約 1 分かかります。その他の必須または選択されたテストは、全体の実行時間に追加されます。