FedRAMP を使用した Red Hat Hybrid Cloud Console のスタートガイド


Red Hat Hybrid Cloud Console 1-latest

Red Hat Hybrid Cloud Console の機能とサービスを操作する方法

Red Hat Customer Content Services

概要

このガイドでは、FedRAMP® およびその機能で Red Hat Hybrid Cloud Console を使用するための概要と基本的な手順を説明します。

はじめに

Red Hat Hybrid Cloud ユーザーは、パブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミスインフラストラクチャーのサービスを使用できます。このガイドを使用して、Red Hat アカウントのグローバル設定を行う方法と、Hybrid Cloud Console で利用できるクラウドサービスの詳細を確認してください。

前提条件

  • Red Hat アカウントで Hybrid Cloud Console にログインしている。
  • サポートされている Web ブラウザーを使用している。Web ブラウザーの要件の詳細は、Hybrid Cloud Console のランディングページの下部にある Browser Support のリンクを参照してください。

第1章 Red Hat Hybrid Cloud Console とは

Red Hat Hybrid Cloud Console を使用することで、ホストされたサービスの包括的なセットに単一のインターフェイスからアクセスできます。Hybrid Cloud Console は、開発者と IT 管理者がハイブリッドクラウド全体でワークロードを構築、デプロイメント、最適化するために必要なコンテンツ、ツール、可視性を提供します。

Hybrid Cloud Console では、さまざまなプラットフォームに接続し、ハイブリッドクラウドとその中のデプロイメントを一元管理および自動化できます。Hybrid Cloud Console を使用して、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) インフラストラクチャー、Red Hat OpenShift クラスター、およびアプリケーションサービスを管理します。

Hybrid Cloud Console から、次のタスクを実行できます。

  • Red Hat Insights を使用して、リスクとダウンタイムを削減し、コンプライアンスを向上させ、RHEL および Red Hat OpenShift リソースへの支出を最適化します。
  • RHEL システム、Red Hat OpenShift クラスターノードに関する情報を 1 つのインターフェイスで表示します。
  • さまざまなタイプの Red Hat OpenShift クラスターを管理、更新、デプロイし、クラスターアドオンをインストールします。
  • Red Hat OpenShift 上にアプリケーションをデプロイします。
  • セキュリティーポリシーを管理し、パイプラインを構築します。

1.1. Hybrid Cloud Console 上の Red Hat Enterprise Linux

Red Hat Hybrid Cloud Console は、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) の運用、セキュリティー、サブスクリプションを一元的に表示します。

ツール、ルールベースの分析モデル、Red Hat のサポートを通じて、コンソールを使用して、RHEL 上のアプリケーションに安定した安全な環境を構築して提供するために必要なタスクや分析の多くを合理化できます。

関連情報

1.2. Hybrid Cloud Console の Red Hat OpenShift

Red Hat Hybrid Cloud Console は、Red Hat OpenShift クラスターの一元的なレポートと管理を提供します。OpenShift Cluster Manager サービスを使用すると、サポートされている環境全体で Operator が Red Hat OpenShift クラスターを作成、登録、アップグレードする方法を合理化および簡素化できます。クラスターには OpenShift クラスターのインベントリーが含まれており、OpenShift クラスターを作成、管理、削除する機能を提供します。

第3章 Hybrid Cloud Console ユーザーアクセス

ユーザーアクセス機能は、Red Hat Hybrid Cloud Console でホストされるさまざまなサービスへのユーザーアクセスを制御するロールベースのアクセス制御 (RBAC) の実装です。組織管理者ロールを持つユーザーは、ユーザーアクセス機能を使用して、Hybrid Cloud Console でホストされているサービスへのアクセス権を他のユーザーに付与します。組織管理者は、組織管理者のロールを持たない他のユーザーに特別なロール User Access Administrator を割り当てることができます。User Access Administrator ロールを持つユーザーは、Red Hat Hybrid Cloud Console でユーザーアクセスを管理できます。

Red Hat Hybrid Cloud Console でのユーザーアクセスは追加モデルを使用します。これは、アクションが許可されるだけであり、拒否されないことを意味します。アクセスを制御するには、組織管理者のロールを持つユーザーが、必要な権限を持つ適切なロールをグループに割り当て、そのグループにユーザーを追加します。個別のユーザーに許可されるアクセスは、そのユーザーが属するすべてのグループに割り当てられたすべてのロールになります。

関連情報

3.1. ユーザーアクセスグループ、ロール、パーミッション

ユーザーアクセスは以下のカテゴリーを使用して、組織管理者がサポートされる Red Hat Hybrid Cloud Console サービスに付与できるユーザーアクセスのレベルを決定します。許可されたユーザーに提供されるアクセスは、そのユーザーが属するグループと、そのグループに割り当てられたロールによって異なります。

  • Group: ロールをユーザーにマッピングするアカウントに属するユーザーのコレクション。組織管理者は、グループを使用してグループにロールを割り当て、グループにユーザーを追加することができます。ロールがなく、ユーザーがないグループも作成できます。
  • Role: Insights などの特定サービスへのアクセスを提供するパーミッションのセット。特定の操作を実行するパーミッションは特定のロールに割り当てられます。ロールはグループに割り当てられます。たとえば、サービスに read ロールと write ロールがあるとします。両方のロールをグループに追加すると、そのグループのすべてのメンバーに、そのサービスの読み取りおよび書き込みパーミッションが付与されます。
  • Permissions: サービスの要求可能な個別のアクション。パーミッションはロールに割り当てられます。

3.2. サービスへのパーミッションの表示

組織管理者は、Red Hat Hybrid Cloud Console のさまざまなサービスへのアクセスを許可および管理します。コンソールで各サービスのパーミッションを表示できます。

前提条件

  • Hybrid Cloud Console にログインしている。

手順

  1. Red Hat Hybrid Cloud Console ウィンドウの右上にあるユーザーアバターをクリックします。ドロップダウンリストが表示されます。
  2. My User Access をクリックします。My User Access ページが開きます。
  3. Red Hat Enterprise Linux などのサービスグループを選択します。サービスの表が表示されます。パーミッションは Operation 列に一覧表示されます。

第4章 Hybrid Cloud Console の通知

Hybrid Cloud Console のサービスは、特定のイベントの発生時に通知を送信します。組織管理者は、受信可能な通知を設定します。通知を受信する方法を選択できます。また、受信しないという選択も可能です。通知を送信できるイベントの種類も表示できます。

4.1. Hybrid Cloud Console での通知の管理

組織管理者または通知管理者が設定した通知受信方法を選択できます。一部またはすべての通知を受信しないように選択することもできます。

注記

組織管理者または通知管理者の場合は、Settings > Notifications から組織内のユーザーへの通知を設定します。詳細は、Red Hat Hybrid Cloud Console での FedRAMP を使用した通知の設定 を参照してください。

前提条件

  • Hybrid Cloud Console にログインしている。
  • コンソールでイベントを設定した。
  • 通知管理者または組織管理者が、イベント通知を受け取るように動作グループを設定している。

手順

  1. Red Hat Hybrid Cloud Console ウィンドウの右上にあるユーザーアバターをクリックします。ドロップダウンリストが表示されます。
  2. User Preferences をクリックします。My Notifications ページが開きます。
  3. Advisor や User Access など、通知を設定するサービスを選択します。選択したサービスで利用可能なイベント通知のリストが開きます。
  4. リストの上部にある Select all をクリックしてサービスの全通知を有効にするか、リストされている各イベントに対して次のオプションのいずれかを選択します。

    • Weekly report: Advisor Weekly Report を含むメールが送信されます。
  5. Save をクリックして、変更を確定します。メール通知は、選択した形式および頻度で配信されます。
注記

通知の受信を停止する場合は、Deselect all を選択するか、通知を受信しないイベントのボックスのチェックを外して、Save をクリックします。この画面に戻って再度有効にしない限り、メール通知は受信されなくなります。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、用語の置き換えは、今後の複数のリリースにわたって段階的に実施されます。詳細は、Red Hat CTO である Chris Wright のメッセージ をご覧ください。

Red Hat ドキュメントへのフィードバック (英語のみ)

Red Hat ドキュメントに関するご意見やご感想をお寄せください。ご要望に対応できるよう、できるだけ詳細にご記入ください。

前提条件

  • Red Hat アカウントを持っている。Red Hat アカウントをお持ちでない場合は、Red Hat カスタマーポータル ホームページで 登録 をクリックしてアカウントを作成できます。
  • Red Hat アカウントにログインしている。

手順

  1. フィードバックを提供するには、Create Issue のリンクをクリックします。
  2. Summary テキストボックスに、問題または機能拡張に関する説明を入力します。
  3. Description テキストボックスに、問題または機能拡張の詳細を入力します。
  4. Red Hat ユーザー名が Reporter テキストボックスに自動的に表示されない場合は、入力します。
  5. ページの一番下までスクロールし、Create ボタンをクリックします。ドキュメントの問題に関するチケットが作成され、適切なドキュメントチームに転送されます。

フィードバックの提供にご協力いただきありがとうございました。

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