付録D insights-client のコマンドオプション


/etc/insights-client/insights-client.conf 設定ファイルの設定を使用して、システムでの Insights クライアントの動作を変更できます。

D.1. Insights クライアント設定ファイルのオプション

設定ファイルと CLI に同様のオプションがある場合は、insights-client コマンドを入力すると CLI オプションが実行されます。スケジューラーがクライアントを実行すると、設定ファイルのオプションが実行します。

注記

選択肢は、示されているとおりに正確に入力する必要があります。TrueFalse は、最初の文字を大文字にします。

オプションによって開始された変更は、スケジュールされた次回実行時、または insight-client コマンド入力時に有効になります。オプションは、key=value のペアとしてフォーマットする必要があります。

表D.1 insights-client.conf 設定オプション
オプション説明

ansible_host

Ansible Playbook の実行時に別のホスト名が必要な場合は、このオプションを使用します。

authmethod=CERT

認証方法を設定します。有効なオプションは CERT です。デフォルト値は CERT です。

auto_config=True

Satellite Server での自動設定に使用します。使用できる値は True (デフォルト) または False です。

注記: auto_config=True (デフォルト) の場合、使用する認証方法は CERT です。

auto_update=True

動的設定を自動更新します。デフォルトは True です。自動更新を適用しない場合は False に変更します。

base_url=cert-api.access.redhat.com:443/r/insights

API のベース URL です。

cmd_timeout=120

収集中に実行されるコマンド用であり、秒単位で測定されます。タイムアウト値に達すると、コマンドプロセスは終了します。

content_redaction_file

コアコレクション内のファイルおよびコマンドから行またはキーワードを省略するために使用します。コアコレクションは、より包括的な結果セットです。

display_name

登録時の表示名として使用します。デフォルトは /etc/hostname を使用します。

注記: この値は、insights-client --display-name コマンドと対話します。CLI を使用して表示名を変更したにも関わらず、設定ファイルで別の表示名が有効な場合は、スケジューラーが Insights クライアントを実行すると、表示名が設定ファイルの値に戻ります。

http_timeout=120

HTTP 呼び出し用であり、秒単位で測定されます。タイムアウト値に達すると、コマンドプロセスは終了します。

[insights-client]

設定ファイルに必須の最初の行です。クライアント設定ファイルに別の場所または名前を指定した場合も必要です。

loglevel=DEBUG

ログレベルを変更するために使用します。オプションは、DEBUG、INFO、WARNING、ERROR、CRITICAL です。デフォルトは DEBUG です。デフォルトのログファイルの場所は /var/log/insights-client/insights-client.log です。

obfuscate=False

IPv4 アドレスを難読化するために使用します。デフォルトは False です。アドレスの難読化を有効にするには、True に変更します。

obfuscate_hostname=False

ホスト名を難読化するために使用します。ホスト名を難読化するには obfuscate=True と設定する必要があり、この設定で IPv4 アドレスの難読化が可能になります。ホスト名のみを難読化することはできません。

proxy

プロキシーの URL に使用します。例: http://user:pass@192.168.100.50:8080

redaction_file

コアコレクションからファイルまたはコマンドを省略するために使用します。コアコレクションは、より包括的な結果セットです。

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