付録B リダクション設定ファイルのオプション
設定ファイル /etc/insights-client/remove.conf
は、Insights for Red Hat Enterprise Linux クライアントがデータを編集する方法を制御します。
RHEL 6.10、7.9、8.3 以降では、remove.conf
の使用が非推奨となり、YAML ファイル 2 つに置き換えられます。
Insights クライアントは、remove.conf
の情報に基づいてアーカイブファイルでリダクションを実行します。リダクションアクティビティーの多くは、アーカイブファイルが生成され、Red Hat Insights for Red Hat Enterprise Linux サービスに送信する前に行われます。
B.1. Insights クライアントのリダクションファイルのオプション
ファイル名および場所
リダクション設定ファイルの推奨名は、/etc/insights-client/remove.conf
です。このファイルの作成には、root 権限が必要です。このファイルは、Insights クライアントのデプロイメントの一部として自動作成されません。
/etc/insights-client/insights-client.conf
設定ファイルは、リダクション設定ファイルの名前と場所を指定します。
remove.conf
のファイルテンプレート
以下は、remove.conf
ファイルのテンプレート例です。
[remove] files=/etc/cluster/cluster.conf,/etc/hosts commands=/bin/dmesg,/bin/hostname patterns=password,username keywords=super$ecret,ultra$ecret+
- 各入力値は、スペースなし、コンマ 1 つで、区切ります。
- リダクションしないデータの行は追加しないでください。
-
正規表現とワイルドカードの一致 (
egrep
) はサポート対象外です。 - すべてのエントリーは、大文字と小文字が区別されます。
オプション | 詳細 |
---|---|
|
これは、 |
| 記載のファイルは、データ収集から除外されます。 |
| ここに記載のコマンドの出力は、データ収集から除外されます。コマンド名は、コレクションルール のコマンド名と完全一致する必要があります。 |
| パターン に完全一致または部分一致するアーカイブファイルの行はすべて削除されます。 |
|
キーワードは、
たとえば、 |