8.2. Insights クライアントスケジュールの有効化
クライアントスケジュールを最初に有効にすると、デフォルトの設定を使用して実行します。スケジュールを変更すると、それらの設定が優先されます。
コマンドラインから insights-client
を実行すると、Insights クライアントは、そのセッションに対してのみ指定した設定を使用して実行します。次にスケジュールされた実行が行われるときは、デフォルト設定が使用されます。
8.2.1. RHEL 7.4 以前および Client 1.x での Insights クライアントスケジュールの有効化
クライアントスケジュールを有効にして、デフォルト設定で実行できます。デフォルトのスケジュール設定を変更すると、変更された設定が優先されます。
前提条件
- システムへのルートレベルのアクセスがある。
- クライアントスケジュールが無効になっている。
- (オプション) デフォルトのスケジュールを変更している。
手順
クライアントのバージョンを確認するには、
insights-client
コマンドに--version
オプションを指定して入力します。[root@insights]# insights-client --version Client: 1.0.2-0 Core: 1.0.76-1
エディターで
/etc/insights-client/insights-client.conf
ファイルを開きます。以下の行をファイルに追加します。設定ファイルにすでにno_schedule
の値がある場合は、それをFalse
に変更します。no_schedule=False
--register
オプションを指定してinsights-client
コマンドを入力し、クライアントを有効にします。[root@insights]# insights-client --register
8.2.2. RHEL 7.5 以降および Client 1.x での Insights クライアントスケジュールの有効化
クライアントスケジュールを有効にして、デフォルト設定で実行できます。デフォルトのスケジュール設定を変更すると、変更された設定が優先されます。
Client 1.x はサポート対象外になりました。
前提条件
- システムへのルートレベルのアクセスがある。
- クライアントスケジュールが無効になっている。
- (オプション) デフォルトのスケジュールを変更している。
手順
クライアントのバージョンを確認するには、
insights-client
コマンドに--version
オプションを指定して入力します。[root@insights]# insights-client --version Client: 1.0.2-0 Core: 1.0.76-1
--register
オプションを指定してinsights-client
コマンドを入力し、クライアントスケジュールを有効にします。[root@insights]# insights-client --register
8.2.3. RHEL 7 以降および Client 3.x での Insights クライアントスケジュールの有効化
クライアントスケジュールを有効にして、デフォルト設定で実行できます。デフォルトのスケジュール設定を変更すると、変更された設定が優先されます。
前提条件
- システムへのルートレベルのアクセスがある。
- クライアントスケジュールが無効になっている。
- (オプション) デフォルトのスケジュールを変更している。
手順
クライアントのバージョンを確認するには、
insights-client
コマンドに--version
オプションを指定して入力します。[root@insights]# insights-client --version Client: 3.0.6-0 Core: 3.0.121-1
--enable-schedule
オプションを指定して Insights-client
コマンドを入力し、クライアントスケジュールを有効にします。[root@insights]# insights-client --enable-schedule