5.2. ホスト名の難読化
Red Hat Insights for Red Hat Enterprise Linux に送信前に、アーカイブファイルのホスト名を難読化できます。システムにホスト名が 1 つ割り当てられている場合には、/etc/hostname
の hostname
は host0
に変わります。追加のホスト名は host1
、host2
のように、システムに設定されたホスト名の数まで、名前が切り替わります。
難読化されていない表示名をシステムに割り当てることができます。表示名は、Red Hat Insights for Red Hat Enterprise Linux アプリケーションに表示されます。/etc/hostname
のみが難読化されています。
ホスト名を難読化したい場合は、IP アドレスも難読化する必要があります。
前提条件
- IP アドレスを難読化しました。詳細は、IPv4 アドレスの難読化 を参照してください。
手順
-
エディターで
/etc/insights-client/insights-client.conf
ファイルを開きます。 obfuscate_hostname
が含まれる行を見つけます。#obfuscate_hostname=False
#
を削除し、False
をTrue
に変更します。obfuscate_hostname=True
-
/etc/insights-client/insights-client.conf
ファイルを保存して閉じます。 (必要に応じて)、
insights-client
コマンドに--display-name
オプションを指定して使用し、システムの表示名を割り当てます。表示名は難読化されていません。[root@insights]# insights-client --display-name ITC-4
ホスト名の難読化を選択すると、アーカイブファイルの /etc/hostname
の値が Python SoS ファイルに指定されている値に変更されます。難読化されたホスト名は、Red Hat Insights for Red Hat Enterprise Linux に表示されます。
例
元の
/etc/hostname
RTP.data.center.01
Red Hat Insights for Red Hat Enterprise Linux で表示される、難読化された
/etc/hostname
host0
別のシステムでホスト名が難読化するように設定すると、その名前は同じ難読値を使用します。Red Hat Insights for Red Hat Enterprise Linux GUI では、難読化の結果として、hostname
が同じシステムが複数表示される場合があります。