第6章 通知およびインテグレーションの有効化
Red Hat Hybrid Cloud Console の通知サービスを有効にすると、脆弱性イベントがトリガーされるたびに通知が送信されます。通知サービスを使用すると、イベントによりトリガーされる通知を把握するために Red Hat Insights for RHEL のダッシュボードを繰り返し確認する必要がなくなります。たとえば、通知サービスを次のように設定できます。
- セキュリティー上の問題がインストール内のシステムに影響するたびにメールメッセージを送信する
- 毎日発生するすべての脆弱性イベントのダイジェストをメールで送信する
メールメッセージの送信に加え、他の方法でイベントデータを送信するように通知サービスを設定できます。
- 認証済みクライアントを使用して Red Hat Insights API にイベントデータをクエリーする
- Webhook を使用して受信要求を受け入れるサードパーティーのアプリケーションにイベントを送信する
- 通知を Splunk などのアプリケーションと統合して、イベント通知をアプリケーションダッシュボードにルーティングする
以下は、管理者やユーザーが通知サービスと対話する方法の一部です。
- 通知管理者は通知サービス内のイベントの動作グループを設定します。動作グループは、各通知の配信方法と、通知をすべてのユーザーに送信するか、組織管理者のみに送信するかを指定します。
- 組織管理者は通知管理者ロールを持つユーザーアクセスグループを作成し、そのグループにアカウントメンバーを追加します。
- イベントから電子メール通知を受信するユーザーは、イベントごとに個別のメールまたは毎日のイベントダイジェストを受信するように、ユーザー設定を行えます。
関連情報
- 脆弱性イベントの通知とインテグレーションをセットアップする方法の詳細は、Red Hat Hybrid Cloud Console での通知の設定 および Red Hat Hybrid Cloud Console とサードパーティーアプリケーションのインテグレーション を参照してください。