第2章 通知およびメール通知の設定
Red Hat Insights は、Red Hat Hybrid Cloud Console で通知とユーザー設定を指定すると、Red Hat Enterprise Linux システムに対するポリシーの変更を通知します。
2.1. ポリシーサービスの通知と統合の有効化
Red Hat Hybrid Cloud Console で通知サービスを有効にすると、ポリシーサービスが問題を検出してアラートを生成するたびに、通知を送信できます。通知サービスを使用すると、Red Hat Insights ダッシュボードでアラートを継続的にチェックする必要がなくなります。
たとえば、サーバーのセキュリティーソフトウェアが古くなっていることをポリシーサービスが検出したときに自動的に電子メールメッセージを送信するように、またはポリシーサービスが毎日生成するすべてのアラートの電子メールダイジェストを送信するように通知サービスを設定できます。
通知サービスは、メールメッセージを送信するだけでなく、他の方法でポリシーイベントデータを送信するように設定できます。
- 認証済みクライアントを使用して Red Hat Insights API にイベントデータをクエリーする
- Webhook を使用して受信要求を受け入れるサードパーティーのアプリケーションにイベントを送信する
- Splunk などのアプリケーションと通知を統合してポリシーイベントをアプリケーションダッシュボードにルーティングする
通知サービスを有効にするには、以下の 3 つの主要なステップが必要です。
- まず、組織管理者が通知管理者ロールを持つ User Access グループを作成し、そのグループにアカウントメンバーを追加します。
- 次に、通知管理者が通知サービス内のイベントの動作グループを設定します。動作グループは、通知ごとに配信方法を指定します。たとえば、動作グループは、電子メール通知をすべてのユーザーに送信するか、組織の管理者にのみ送信するかを指定できます。
- 最後に、イベントから電子メール通知を受信するユーザーは、各イベントの個別電子メールを受け取るようにユーザー設定する必要があります。
関連情報
- 発生済みで組織に影響を与える可能性がある特定されたイベントを確認するための Hybrid Cloud Console 通知の設定に関する詳細は、Red Hat Hybrid Cloud Console with FedRAMP での通知の設定 を参照してください。
- サードパーティーアプリケーションと統合する Hybrid Cloud Console 通知の設定に関する詳細は、Red Hat Hybrid Cloud Console とサードパーティーアプリケーションのインテグレーション を参照してください。