第4章 インベントリーデータのエクスポート
インベントリーのエクスポートサービスを使用して、Insights インベントリーからシステムのリストとそのデータをエクスポートできます。CSV または JSON を出力形式として指定できます。エクスポートプロセスは非同期的に行われるため、バックグラウンドで実行されます。このサービスは、Insights UI とエクスポートサービス API の両方で利用できます。
エクスポートされたコンテンツには、インベントリー内の各システムに関する次の情報が含まれます。
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host_id
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fqdn
(完全修飾ドメイン名) -
display_name
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group_id
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group_name
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state
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os_release
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更新
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subscription_manager_id
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satellite_id
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tags
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host_type
エクスポートサービスは現在、インベントリー内のすべてのシステムに関する情報をエクスポートします。フィルターのサポートは今後のリリースで利用可能になる予定です。
インベントリーエクスポートサービスは、Advisor などの他のサービスのエクスポート機能とは異なる動作をします。相違点は次のとおりです。
- インベントリーエクスポートは非同期で動作する
- インベントリー全体を断片化されていない 1 つのファイルにエクスポートする (エクスポートファイルにはページ区切りはありません)
- 生成されたファイルを 7 日間保持する
- エクスポートサービス API を使用する場合は、認可にトークンベースのサービスアカウントを使用します。
RBAC 権限で、エクスポートできるシステム情報を制御します。システム情報をエクスポートするには、システムの inventory:hosts:read
権限が必要です。
4.1. インベントリーデータファイル
インベントリーエクスポートプロセスでは、zip ファイルが作成され、ダウンロードされます。zip ファイルには次のファイルが含まれています。
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id .suffix
: エクスポートデータファイル。ファイル名の形式は、JSON ファイルの場合はid .json
、CSV ファイルの場合はid .csv
です。例:f26a57ac-1efc-4831-9c26-c818b6060ddf.json
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README.md
: JSON/CSV ファイルのエクスポートマニフェスト。ダウンロードしたファイル、エラー、ヘルプの取得手順が記載されています。 -
meta.json
: エクスポート操作 (リクエスト元、日付、組織 ID、ファイルメタデータ (JSON/CSV ファイルのファイル名など)) を記述します。