4.2.2. 設定値の指定
kamel run
コマンドの --config
オプションを使用して、Camel K Operator がランタイムプロパティーとして処理し、解析する設定値を指定できます。設定値は、ローカルのテキスト (ÙTF-8) ファイル、OpenShift ConfigMap、または OpenShift シークレットで指定できます。
インテグレーションの実行時に、Camel K Operator は提供されたファイルをマレリアル化し、これをクラスパスに追加します。これにより、正確な場所を指定しなくてもインテグレーションコードの設定値を参照できます。
4.2.2.1. テキストファイルの指定
設定値が含まれる UTF-8 テキストファイルがある場合は、--config file:/path/to/file
オプションを使用して、実行中のインテグレーションのクラスパスでファイルを (同じファイル名で) 利用可能にすることができます。
前提条件
- Setting up your Camel K development environment
設定値が含まれる 1 つ以上の (バイナリー以外の) テキストファイルがある。
たとえば、以下のテキスト行を含む
resources-data.txt
という名前のファイルを作成します。the file body
手順
設定値が含まれるテキストファイルを参照する Camel K インテグレーションを作成します。
たとえば、以下のインテグレーション (
ConfigFileRoute.java
) は、実行時にクラスパスでresources-data.txt
ファイルが利用可能でなければなりません。import org.apache.camel.builder.RouteBuilder; public class ConfigFileRoute extends RouteBuilder { @Override public void configure() throws Exception { from("timer:config-file") .setBody() .simple("resource:classpath:resources-data.txt") .log("resource file content is: ${body}"); } }
インテグレーションを実行し、実行中のインテグレーションで使用できるように、
--config
オプションを使用してテキストファイルを指定します。以下に例を示します。kamel run --config file:resources-data.txt ConfigFileRoute.java --dev
必要に応じて、
--config
オプションを繰り返し追加して、複数のファイルを指定できます。以下に例を示します。kamel run --config file:resources-data1.txt --config file:resources-data2.txt ConfigFileRoute.java --dev