4.4. Camel K インテグレーション依存関係の設定
Camel K は、インテグレーションコードの実行に必要なさまざまな依存関係を自動的に解決します。ただし、kamel run --dependency
オプションを使用すると、実行時にコマンドラインに依存関係を明示的に追加できます。
以下のインテグレーションの例では Camel K の依存関係の自動解決が使用されます。
... from("imap://admin@myserver.com") .to("seda:output") ...
このインテグレーションには imap:
プレフィックスで始まるエンドポイントがあるため、Camel K は自動的に camel-mail
コンポーネントを必要な依存関係のリストに追加できます。seda:
エンドポイントは、すべてのインテグレーションに自動的に追加される camel-core
に属しているため、Camel K はこのコンポーネントにその他の依存関係を追加しません。
Camel K 依存関係の自動解決は、実行時にユーザーに対して透過的です。これは、開発ループを終了せずに必要なすべてのコンポーネントを素早く追加できるため、開発モードで非常に便利です。
kamel run --dependency
または -d
オプションを使用して、依存関係を明示的に追加できます。これを使用して、Camel カタログに含まれていない依存関係を指定する必要がある場合があります。コマンドラインで複数の依存関係を指定できます。
手順
kamel run
コマンドを入力し、-d
オプションを使用して依存関係を指定します。以下に例を示します。kamel run -d mvn:com.google.guava:guava:26.0-jre -d camel-mina2 Integration.java
-trait dependencies.enabled=false
のように、依存関係トレイトを無効にすると、依存関係の自動解決を無効することができます。ただし、これはほとんどの場合で推奨されません。