4.2. OpenShift での PostgreSQL データベースストレージを使用した Service Registry の設定


本セクションでは、PostgreSQL データベース Operator を使用して、OpenShift の Service Registry のストレージを設定する方法を説明します。既存のデータベースに Service Registry をインストールするか、環境に応じて新規データベースを作成することができます。本セクションでは、Dev4Ddevs.com による PostgreSQL Operator を使用する簡単な例を紹介します。

前提条件

手順

  1. OpenShift Container Platform Web コンソールで、クラスター管理者権限を持つアカウントを使用してログインします。
  2. Service Registry および PostgreSQL Operator がインストールされている OpenShift プロジェクトに切り替えます。たとえば、Project ドロップダウンメニューから、my-project を選択します。
  3. Service Registry ストレージの PostgreSQL データベースを作成します。たとえば、Installed OperatorsPostgreSQL Operator by Dev4Ddevs.com の順にクリックした後、Create database をクリックします。
  4. YAML をクリックし、以下のようにデータベース設定を編集します。

    • name: 値を registry に変更します。
    • image: 値を centos/postgresql-12-centos7 に変更します。
  5. 実際の環境に応じて、必要に応じてその他のデータベース設定を編集します。以下に例を示します。

    apiVersion: postgresql.dev4devs.com/v1alpha1
    kind: Database
    metadata:
      name: registry
      namespace: my-project
    spec:
      databaseCpu: 30m
      databaseCpuLimit: 60m
      databaseMemoryLimit: 512Mi
      databaseMemoryRequest: 128Mi
      databaseName: example
      databaseNameKeyEnvVar: POSTGRESQL_DATABASE
      databasePassword: postgres
      databasePasswordKeyEnvVar: POSTGRESQL_PASSWORD
      databaseStorageRequest: 1Gi
      databaseUser: postgres
      databaseUserKeyEnvVar: POSTGRESQL_USER
      image: centos/postgresql-12-centos7
      size: 1
  6. Create をクリックし、データベースが作成されるまで待ちます。
  7. Installed Operators > Red Hat Integration - Service Registry > ApicurioRegistry > Create ApicurioRegistry とクリックします。
  8. 以下のカスタムリソース定義に貼り付け、データベース url およびクレデンシャルの値を編集して環境と一致するようにします。

    apiVersion: registry.apicur.io/v1
    kind: ApicurioRegistry
    metadata:
      name: example-apicurioregistry-sql
    spec:
      configuration:
        persistence: 'sql'
        sql:
          dataSource:
            url: 'jdbc:postgresql://<service name>.<namespace>.svc:5432/<database name>'
            # e.g. url: 'jdbc:postgresql://acid-minimal-cluster.my-project.svc:5432/registry'
            userName: 'postgres'
            password: '<password>' # Optional
  9. Create をクリックし、OpenShift で Service Registry ルートが作成されるまで待機します。
  10. Networking > Route をクリックして、Service Registry Web コンソールの新規ルートにアクセスします。以下に例を示します。

    http://example-apicurioregistry-sql.my-project.my-domain-name.com/
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