6.7. Debezium Oracle コネクターのパフォーマンスの監視
Debezium Oracle コネクターは、Apache Zookeeper、Apache Kafka、および Kafka Connect に含まれる JMX メトリクスの組み込みサポートに加えて、3 種類のメトリクスを提供します。
- スナップショットの実行時にコネクターを監視するための、スナップショットメトリクス。
- 変更イベントの処理時にコネクターを監視するための、ストリーミングメトリクス。
- コネクターのスキーマ履歴の状態を監視するための、スキーマ履歴メトリクス。
JMX 経由でこれらのメトリクスを公開する方法の詳細は、監視に関するドキュメント を参照してください。
6.7.1. Debezium SQL Server コネクターのスナップショットメトリクス
MBean は debezium.oracle:type=connector-metrics,context=snapshot,server=<oracle.server.name>
です。
スナップショット操作がアクティブでない場合や、最後のコネクターの起動後にスナップショットの作成が発生した場合に、スナップショットメトリクスは公開されません。
以下の表は、利用可能なスナップショットのメトリックの一覧です。
属性 | 型 | 説明 |
---|---|---|
| コネクターが読み取りした最後のスナップショットイベント。 | |
| コネクターが最新のイベントを読み取りおよび処理してからの経過時間 (ミリ秒単位)。 | |
| 前回の開始またはリセット以降にコネクターで確認されたイベントの合計数。 | |
| コネクターに設定された include/exclude リストのフィルターリングルールによってフィルターされたイベントの数。 | |
|
| コネクターによって監視されるテーブルの一覧。 |
| コネクターによって取得されるテーブルの一覧。 | |
| snapshotter とメインの Kafka Connect ループの間でイベントを渡すために使用されるキューの長さ。 | |
| snapshotter とメインの Kafka Connect ループの間でイベントを渡すために使用されるキューの空き容量。 | |
| スナップショットに含まれているテーブルの合計数。 | |
| スナップショットによってまだコピーされていないテーブルの数。 | |
| スナップショットが起動されたかどうか。 | |
| スナップショットが中断されたかどうか。 | |
| スナップショットが完了したかどうか。 | |
| スナップショットが完了したかどうかに関わらず、これまでスナップショットにかかった時間 (秒単位)。 | |
| スナップショットの各テーブルに対してスキャンされる行数が含まれるマップ。テーブルは、処理中に増分がマップに追加されます。スキャンされた 10,000 行ごとに、テーブルの完成時に更新されます。 | |
|
キューの最大バッファー (バイト単位)。 | |
| キュー内のレコードの現在のデータ (バイト単位)。 |
コネクターは、増分スナップショットの実行時に、以下の追加のスナップショットメトリクスも提供します。
属性 | 型 | 説明 |
---|---|---|
| 現在のスナップショットチャンクの識別子。 | |
| 現在のチャンクを定義するプライマリーキーセットの下限。 | |
| 現在のチャンクを定義するプライマリーキーセットの上限。 | |
| 現在スナップショットされているテーブルのプライマリーキーセットの下限。 | |
| 現在スナップショットされているテーブルのプライマリーキーセットの上限。 |
増分スナップショットの使用はテクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行い、フィードバックを提供していただくことを目的としています。Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。