6.4. Service Registry Web コンソールの設定
デプロイメント環境専用の Service Registry Web コンソールを設定したり、その動作をカスタマイズしたりすることができます。本セクションでは、Service Registry Web コンソールにオプションの環境変数を設定する方法を説明します。
前提条件
- Service Registry がすでにインストールされている。
Web コンソールのデプロイメント環境の設定
ユーザーがブラウザーで Service Registry Web コンソールに移動すると、一部の初期設定が読み込まれます。以下の 2 つの重要な設定プロパティーがあります。
- バックエンド Service Registry REST API の URL
- フロントエンド Service Registry Web コンソールの URL
通常、Service Registry はこれらの設定を自動的に検出して生成しますが、、一部のデプロイメント環境ではこの自動検出が失敗する場合があります。その場合には、環境のこれらの URL を明示的に設定するように環境変数を設定できます。
手順
以下の環境変数を設定し、デフォルトの URL を上書きします。
-
REGISTRY_UI_CONFIG_APIURL
:バックエンド Service Registry REST API の URL を設定します。たとえば、https://registry.my-domain.com/apis/registry
-
REGISTRY_UI_CONFIG_UIURL
:フロントエンド Service Registry Web コンソールの URL を設定します。たとえば、https://registry.my-domain.com/ui
読み取り専用モードでのコンソールの設定
オプション機能として、Service Registry の Web コンソールを読み取り専用モードに設定することができます。このモードでは、Service Registry Webコンソールでユーザーが登録されたアーティファクトを変更できる機能がすべて無効になります。たとえば、これには以下が含まれます。
- アーティファクトの作成
- アーティファクトの新規バージョンのアップロード
- アーティファクトのメタデータの更新
- アーティファクトの削除
手順
以下の環境変数を設定して、Service Registry の Web コンソールを読み取り専用モードにします。
-
REGISTRY_UI_FEATURES_READONLY
:読み取り専用モードを有効にするには、true
に設定します。デフォルトはfalse
です。