第3章 Debezium リリースノート
Debezium は、分散型変更データキャプチャープラットフォームで、データベーステーブルで発生する行レベルの変更をキャプチャーし、対応する変更イベントレコードを Apache Kafka トピックに渡します。アプリケーションはこれらの 変更イベントストリーム を読み取りでき、変更イベントが発生した順にアクセスできます。Debezium は Apache Kafka 上に構築され、OpenShift Container Platform または Red Hat Enterprise Linux 上の AMQ Streams とデプロイおよび統合されます。
この Debezium の 2022.Q3 リリースは、Debezium コミュニティー 1.9.5.Final
リリースに基づいています。
リリースの詳細は以下を参照してください。
3.1. Debezium データベースコネクター
Debezium は、以下の共通データベースの Kafka Connect をベースとしたコネクターを提供します。
- Db2
- MongoDB
- MySQL
- Oracle
- PostgreSQL
- SQL Server
3.1.1. コネクターの使用上の注意
Db2
-
Debezium Db2 コネクターには、Db2 JDBC ドライバー (
jcc-11.5.0.0.jar
) は含まれていません。必要な JDBC ドライバーをデプロイする方法については、デプロイメントの説明 を参照してください。 - Db2 コネクターには、Linux 用の Db2 の標準部分として利用できる抽象構文表記 (ASN) ライブラリーを使用する必要があります。
- ASN ライブラリーを使用するには、IBM InfoSphere Data Replication (IIDR) のライセンスが必要です。ライブラリーを使用するために IIDR をインストールする必要はありません。
-
Debezium Db2 コネクターには、Db2 JDBC ドライバー (
MongoDB
- 現在、MongoDB 4.2 で Debezium MongoDB コネクターのトランザクションメタデータ機能を使用することはできません。
Oracle
-
Debezium Oracle コネクターには、Oracle JDBC ドライバー (
ojdbc8.jar
) は含まれていません。必要な JDBC ドライバーをデプロイする方法については、デプロイメントの説明 を参照してください。
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Debezium Oracle コネクターには、Oracle JDBC ドライバー (
PostgreSQL
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Debezium PostgreSQL コネクターでは、PostgreSQL バージョン 10 以降のデフォルトである
pgoutput
論理デコーディング出力プラグインを使用する必要があります。
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Debezium PostgreSQL コネクターでは、PostgreSQL バージョン 10 以降のデフォルトである