Red Hat JBoss Core Services Apache HTTP Server 2.4.51 リリースノート
Red Hat JBoss Core Services Apache HTTP Server 2.4.51 での使用
概要
はじめに リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat JBoss Core Services バージョン 2.4.51 リリースへようこそ。
Red Hat JBoss Core Services の Apache HTTP Server は、Apache Software Foundation により開発されたオープンソースの Web サーバーです。Apache HTTP サーバーには、次の機能が含まれます。
- HTTP/1.1 や HTTP/2 を含む現在の HTTP 規格を実装しています。
- Web サーバーと Web クライアント間のセキュアな接続を提供する OpenSSL による Transport Layer Security (TLS) 暗号化をサポートしています。
- モジュールを使用した拡張可能な機能をサポートしています。その一部は、Red Hat JBoss Core Services Apache HTTP Server に含まれています。
Red Hat ドキュメントへのフィードバック (英語のみ) リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
エラーを報告したり、ドキュメントを改善したりするには、Red Hat Jira アカウントにログインし、課題を送信してください。Red Hat Jira アカウントをお持ちでない場合は、アカウントを作成するように求められます。
手順
- このリンクをクリック してチケットを作成します。
- Summary に課題の簡単な説明を入力します。
- Description に課題や機能拡張の詳細な説明を入力します。問題があるドキュメントのセクションへの URL を含めてください。
- Submit をクリックすると、課題が作成され、適切なドキュメントチームに転送されます。
多様性を受け入れるオープンソースの強化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、今後の複数のリリースで段階的に用語の置き換えを実施して参ります。詳細は、Red Hat CTO である Chris Wright のメッセージ をご覧ください。
第1章 新機能および機能拡張 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat JBoss Core Services 2.4.51 には、次の新機能と拡張機能が含まれています。
1.1. mod_cluster-native の名前を mod_proxy_cluster に変更 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
JBCS 2.4.51 以降、mod_cluster-native の
名前は mod_proxy_cluster
に変更になりました。
このリリースでは、次のとおり名前が変更されました。
-
jbcs-httpd24-mod_cluster-native
パッケージの名前はjbcs-httpd24-mod_proxy_cluster
に変更になりました。 -
mod_cluster.conf
ファイルの名前はmod_proxy_cluster.conf
に変更になりました。 -
mod_cluster
キャッシュの名前はmod_proxy_cluster
に変更になりました。 -
mod_cluster
SELinux ポリシーの名前はmod_proxy_cluster
に変更になりました。 -
JBCS 製品ドキュメント内の
mod_cluster
コネクターへの参照は、mod_proxy_cluster
に変更になりました。
1.2. Red Hat Enterprise Linux 8 のデフォルト MPM は event リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
JBCS 2.4.51 以降、event
マルチプロセッシングモジュール (MPM) が Red Hat Enterprise Linux 8 のデフォルト MPM として設定されます。これは、prefork
MPM がデフォルトとして設定されていた以前のリリースの動作に優先します。
この変更は、Red Hat Enterprise Linux 8 のデフォルト MPM にのみ適用されます。Red Hat Enterprise Linux 7 のデフォルト MPM は、引き続き prefork
MPM です。
1.3. mpm.conf ファイルでの MPM パフォーマンス設定の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
JBCS 2.4.51 以降、JBCS_HOME/httpd/conf.d/mpm.conf
ファイルにマルチプロセッシングモジュール (MPM) のパフォーマンス設定が含まれるようになりました。これは、JBCS_HOME/httpd/conf.modules.d/00-mpm.conf
ファイルにこれらの MPM パフォーマンス設定が含まれていた JBCS 2.4.37 以前のリリースの動作に優先します。
JBCS 2.4.37 以前からアップグレードする場合は、conf.modules.d/00-mpm.conf
で以前に設定したカスタマイズ設定と一致するように、アップグレードした 2.4.51 インストールの conf.d/mpm.conf
ファイルを設定してください。そうしないと、アップグレードされた JBCS 2.4.51 インストールで conf.d/mpm.conf
ファイルのデフォルト設定が自動的に使用され、予期しないパフォーマンスの問題が発生する可能性があります。
JBCS 2.4.51 では、以前のリリースと同様に、JBCS_HOME/httpd/conf.modules.d/00-mpm.conf
ファイルに MPM タイプの LoadModule
ディレクティブが含まれています。
第2章 Red Hat JBoss Core Services 2.4.51 のインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Apache HTTP Server 2.4.51 を Red Hat Enterprise Linux または Microsoft Windows にインストールできます。詳細は、インストールガイドの次のセクションを参照してください。
第3章 Red Hat JBoss Core Services Apache HTTP Server 2.4.51 へのアップグレード リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以前のバージョンの Red Hat JBoss Core Services Apache HTTP Server をアーカイブファイルからインストールしている場合は、次の手順を実行して Apache HTTP Server 2.4.51 にアップグレードする必要があります。
- Apache HTTP Server 2.4.51 をインストールします。
- Apache HTTP Server 2.4.51 をセットアップします。
- 以前のバージョンの Apache HTTP Server を削除します。
前提条件
- Red Hat Enterprise Linux を使用している場合は、root ユーザーアクセス権があります。
- Windows Server を使用している場合は、管理アクセス権がある。
- Red Hat JBoss Core Services Apache HTTP Server 2.4.37 以前は、アーカイブファイルからシステムにインストールされています。
手順
次の推奨手順を使用して、Red Hat JBoss Core Services の Apache HTTP Server をバージョン 2.4.37 からバージョン 2.4.51 にアップグレードできます。
- Red Hat JBoss Core Services の Apache HTTP Server 2.4.37 の実行中のインスタンスをすべてシャットダウンします。
- Red Hat JBoss Core Services の Apache HTTP Server 2.4.37 インストールおよび設定ファイルをバックアップします。
- 現在のシステムのアーカイブファイルインストール方法を使用して、Red Hat JBoss Core Services の Apache HTTP Server 2.4.51 をインストールします (以下の 関連情報 を参照)。
Red Hat JBoss Core Services の Apache HTTP Server バージョン 2.4.37 からバージョン 2.4.51 に設定を移行します。
注記Apache HTTP Server の設定ファイルは、Apache HTTP Server 2.4.37 リリース以降変更になる可能性があります。2.4.51 バージョンの設定ファイルは、別のバージョン (Apache HTTP Server 2.4.37 など) の設定ファイルで上書きするのではなく、更新してください。
- Red Hat JBoss Core Services Apache HTTP Server 2.4.37 ルートディレクトリーを削除します。
関連情報
第4章 解決した問題 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下は、本リリースで解決された問題です。
問題 | summary |
---|---|
JBCS-1388 | RHEL-9 の zip 名がない -GA.<BUILD> |
JBCS-1387 | mod_proxy_cluster hcheck が機能しない |
JBCS-1361 | [DDF] LB Config Tool のバックエンド設定が "Tomcat" ではなく "JWS/Tomcat" |
JBCS-1352 | JBCS-2.4.51-GA-ER2 に conf.d/mpm.conf と conf.modules.d/00-mpm.conf の両方が含まれている |
JBCS-1351 | JBCS-2.4.51-GA-ER2 に mod_proxy_cluster.conf ではなく mod_cluster.conf が含まれている |
JBCS-1289 | mod_ext_filter テストに失敗する |
JBCS-1288 | ライブラリー名の予期しない変更 libexpat.dll |
JBCS-1287 | libxml2.dll の予期しない依存関係 |
JBCS-1286 | htdbm がユーザーの作成に失敗する |
JBCS-1285 | JBCS src ヘッダーとライブラリーを使用すると Apxs が機能しない |
JBCS-1260 | JBCS ディストリビューションから lua パッケージを削除する |
JBCS-1227 | RHEL8 上での JBCS httpd rpm のリリースを反映してドキュメントを更新する必要がある |
JBCS-1204 | .postinstall スクリプトが JBCS マニュアルを破る |
JBCS-1196 | [DDF] jb-coreservices-1-for-rhel-8-x86_64-rpms リポジトリーを有効にした後、dnf --disablerepo='*を実行する |
JBCS-1181 | SELinux が原因で JkShmFile のデフォルト mod_jk の場所を logs/jk.shm から移動する必要がある |
JBCS-1148 | mod_cluster-native パッケージの名前を mod_proxy_cluster に変更する |
JBCS-1073 | mod_cluster に対する responsefieldsize を設定可能にする必要がある |
JBCS-987 | デフォルトのワーカーインストールは prefork であるため event などの最新のものを使用する必要がある |
JBCS-811 | インストール後の煩雑さを軽減する |
JBCS-544 | Openssl のライセンスファイルが重複する |
JBCS-452 | openssl 警告メッセージ |
JBCS-332 | mpm_event_module のデフォルトの設定例が 00-mpm.conf にない |
JBCS-66 | ソケットバインドがリンクローカルで失敗する [IPV6] |
第5章 既知の問題 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
本リリースでは、以下の既知の問題があります。
問題 | summary |
---|---|
JBCS-1353 | event.c in mpm.conf ではなく mpm_event_module |
JBCS-1293 | look aside gerrit の docs/manual/に XML ファイルがない |
第6章 サポートされるコンポーネント リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat JBoss Core Services の今回のリリースでサポートされるコンポーネントバージョンのリストは、Core Services Apache HTTP Server コンポーネントの詳細 ページを参照してください。Component Details ページにアクセスする前に、有効な Red Hat サブスクリプションがあり、Red Hat カスタマーポータルにログインしていることを確認する必要があります。