6.2. JDBC ドライバー
6.2.1. 管理コンソールを用いた JDBC ドライバーのインストール
概要
アプリケーションが JDBC データソースに接続する前に、データソースベンダーの JDBC ドライバーを JBoss EAP 6 が使用できる場所にインストールする必要があります。JBoss EAP 6 では、これらのドライバーを他のデプロイメントと同じようにデプロイできます。そのため、管理対象ドメインを使用する場合は、サーバーグループ内の複数のサーバー全体でドライバーをデプロイできます。
前提条件
このタスクを実行する前に、以下の前提条件を満たしている必要があります。
- データベースのベンダーから JDBC ドライバーをダウンロードする必要があります。
注記
JDBC 4 対応のドライバーは自動的に認識され、名前とバージョンによってシステムへインストールされます。JDBC JAR は、Java サービスプロバイダーのメカニズムを使用して識別されます。このような JAR には、JAR のドライバークラスの名前が含まれる META-INF/services/java.sql.Driver テキストが含まれています。
手順6.1 JDBC ドライバー JAR の編集
JDBC ドライバー JAR が JDBC 4 未対応である場合、以下の方法でデプロイ可能にすることができます。
- 空の一時ディレクトリーに移動するか、空の一時ディレクトリーを作成します。
- META-INF サブディレクトリーを作成します。
- META-INF/services サブディレクトリーを作成します。
- JDBC ドライバーの完全修飾クラス名を示す 1 行が含まれる、META-INF/services/java.sql.Driver ファイルを作成します。
- JAR コマンドラインツールを使用して、次のように JAR を更新します。
jar \-uf jdbc-driver.jar META-INF/services/java.sql.Driver
- 管理対象ドメインを使用する場合は、JAR ファイルをサーバーグループにデプロイします。使用しない場合はサーバーにデプロイします。「管理コンソールを使用してデプロイされたアプリケーションを有効化」 を参照してください。
結果
JDBC ドライバーがデプロイされ、アプリケーションが使用できるようになります。