15.7. JGroups
15.7.1. JGroups
JGroups は、システムの信頼性に問題がある場合に開発者が信頼できるメッセージングアプリケーションを作成できるメッセージングツールキットです。JGroups を使用すると、ノードがお互いにメッセージを送信できるクラスターを作成できます。
JGroups サブシステムは、クラスターのサーバーがお互いに通信しあうためのすべての通信メカニズムを提供します。EAP には 2 つの JGroups スタックが事前設定されています。
- udp - クラスターのノードは UDP (User Datagram Protocol、ユーザーデータグラムプロトコル) マルチキャストを使用してお互いに通信します。通常、UDP は TPC よりも高速ですが、信頼性は劣ります。
- tcp - クラスターのノードは TCP (Transmission Control Protocol、伝送制御プロトコル) を使用してお互いに通信します。通常、TCP は UDP よりも低速ですが、宛先にデータを配信する信頼性は勝ります。
事前定義されたスタックを使用できますが、システムの特定要件に見合うよう独自に定義することもできます。