14.3. CLI でのロギング設定


前提条件

管理 CLI が実行され、関係する JBoss EAP インスタンスに接続している必要があります。詳細については、「管理 CLI の起動」 を参照してください。

14.3.1. CLI でのルートロガーの設定

ルートロガーの設定は管理 CLI を使用して確認および編集することができます。
ルートロガーを設定するために実行する主なタスクは以下のとおりです。
  • ルートロガーへのログハンドラーの追加
  • ルートロガー設定の表示
  • ログレベルの変更
  • ルートロガーからのログハンドラーの削除

重要

ルートロガーをスタンドアロンシステムのロギングプロファイルに設定する場合、設定パスのルートは /subsystem=logging/ ではなく /subsystem=logging/logging-profile=NAME/ になります。
管理対象ドメインの場合は、使用するプロファイルを指定する必要があります。管理対象ドメインの設定パスの先頭にプロファイル名を追加する必要があります (/subsystem=logging//profile=NAME/subsystem=logging/ に置き換えます)。
ルートロガーへのログハンドラーの追加
次の構文で add-handler 操作を使用します。HANDLER は追加するログハンドラーの名前です。
/subsystem=logging/root-logger=ROOT:add-handler(name="HANDLER")
ログハンドラーを作成してから、ログハンドラーをルートロガーへ追加する必要があります。

例14.1 ルートロガーの add-handler 操作

[standalone@localhost:9999 /] /subsystem=logging/root-logger=ROOT:add-handler(name="FILE")
{"outcome" => "success"}
ルートロガーの設定内容の表示
次の構文で read-resource 操作を使用します。
/subsystem=logging/root-logger=ROOT:read-resource

例14.2 ルートロガーの read-resource 操作

[standalone@localhost:9999 /] /subsystem=logging/root-logger=ROOT:read-resource                                  
{
   "outcome" => "success",
   "result" => {
        "filter" => undefined,
        "filter-spec" => undefined,
        "handlers" => [
            "CONSOLE",
            "FILE"
      ],
      "level" => "INFO"
   }
}
ルートロガーのログレベルの設定
次の構文で write-attribute 操作を使用します。LEVEL はサポートされているログレベルの 1 つです。
/subsystem=logging/root-logger=ROOT:write-attribute(name="level", value="LEVEL")

例14.3 ルートロガーの write-attribute 操作によるログレベルの設定

[standalone@localhost:9999 /] /subsystem=logging/root-logger=ROOT:write-attribute(name="level", value="DEBUG")
{"outcome" => "success"}
ルートロガーからのログハンドラーの削除
次の構文で remove-handler を使用します。HANDLER は削除するログハンドラーの名前です。
/subsystem=logging/root-logger=ROOT:remove-handler(name="HANDLER")

例14.4 ログハンドラーの削除

[standalone@localhost:9999 /] /subsystem=logging/root-logger=ROOT:remove-handler(name="FILE")
{"outcome" => "success"}
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