25.4. ユーザースクリプト設定


25.4.1. 永続的な設定パラメーター

概要

次のパラメーターを使用して、JBoss EAP 6 の設定と操作に影響を与えることができます。この内容は、/etc/sysconfig/jbossas/etc/sysconfig/jon-agent-ec2 に書き込まれます。

表25.2 設定可能なパラメーター
名前説明デフォルト
JBOSS_JGROUPS_S3_PING_ACCESS_KEYS3_PING 検出用 Amazon AWS ユーザーアカウントアクセスキー (クラスタリングが使用される場合)。該当なし
JBOSS_JGROUPS_S3_PING_SECRET_ACCESS_KEYAmazon AWS ユーザーアカウント秘密アクセスキー。該当なし
JBOSS_JGROUPS_S3_PING_BUCKETS3_PING 検出に使用する Amazon S3 バケット。該当なし
JBOSS_CLUSTER_ID
クラスターメンバーノードの ID。クラスタリングの場合のみ使用されます。許可される値は次のとおりです (順番どおり)。
  • 0 から 1023 までの範囲にある有効なクラスター ID 番号。
  • ネットワークインターフェース名 (IP の最後のオクテットが値として使用されます)。
  • 値としての "S3" は、jgroups' S3_PING で使用される S3 バケットを介して ID の使用を調整します。
    すべてのクラスターノードが同じ 24 ビット以上のサブネット (VPC サブネットなど) に存在する場合は、IP の最後のオクテット (デフォルト値) を使用することが推奨されます。
eth0 の IP アドレスの最後のオクテット
MOD_CLUSTER_PROXY_LISTmod_cluster プロキシーの IP/ホスト名のコンマ区切りリスト (mod_cluster を使用する場合)。該当なし
PORTS_ALLOWEDデフォルトのもの以外に、ファイアウォールで許可される受信ポートのリスト。該当なし
JBOSSAS_ADMIN_PASSWORDadmin ユーザーのパスワード。該当なし
JON_SERVER_ADDR登録するのに使用する JON サーバーのホスト名または IP。これは登録のためにのみ使用され、登録後、エージェントは JON クラスター内の他のサーバーと通信できます。該当なし
JON_SERVER_PORTサーバーと通信するためにエージェントが使用するポート。7080
JON_AGENT_NAMEJON エージェントの名前 (一意である必要があります)。インスタンスの ID
JON_AGENT_PORTエージェントがリッスンするポート。16163
JON_AGENT_ADDRJON エージェントがバインドされる IP アドレス。これは、サーバーが複数のパブリックアドレス (VPN など) を持つ場合に使用されます。JON エージェントは、デフォルトでローカルホスト名の IP を選択します。
JON_AGENT_OPTSSSL、NAT、および他の高度な設定を指定するために使用できる追加の JON エージェントシステムプロパティー。該当なし
JBOSS_SERVER_CONFIG
使用する JBoss EAP 6 サーバー設定ファイルの名前。JBOSS_DOMAIN_CONTROLLER=true の場合は、domain-ec2.xml が使用されます。それ以外の場合は、次のようになります。
  • S3 設定が存在する場合は、standalone-ec2-ha.xml が使用されます。
  • MOD_CLUSTER_PROXY_LIST が指定された場合は、standalone-mod_cluster-ec2-ha.xml が選択されます。
  • 最初の 2 つのオプションのどれも使用されない場合は、standalone.xml ファイルが使用されます。
  • standalone-full.xml に設定することも可能です。
standalone.xmlstandalone-full.xmlstandalone-ec2-ha.xmlstandalone-mod_cluser-ec2-ha.xmldomain-ec2.xml (他のパラメーターに依存します)。
JAVA_OPTSJBoss EAP 6 が起動する前に変数に追加するカスタム値。JAVA_OPTS は、他のパラメーターの値から構築されます。
JBOSS_IPサーバーがバインドされる IP アドレス。127.0.0.1
JBOSSCONF起動する JBoss EAP 6 プロファイルの名前。JBoss EAP 6 が起動しないようにするには、JBOSSCONF を disabled に設定します。standalone
JBOSS_DOMAIN_CONTROLLER
このインスタンスをドメインコントローラーとして実行するかどうかを設定します。
false
JBOSS_DOMAIN_MASTER_ADDRESS
リモートドメインコントローラーの IP アドレス。
該当なし
JBOSS_HOST_NAME
論理ホスト名 (ドメイン内)。これは一意である必要があります。
HOSTNAME 環境変数の値。
JBOSS_HOST_USERNAME
ドメインコントローラーでの登録時にホストコントローラーが使用する必要があるユーザー名。これが提供されない場合は、JBOSS_HOST_NAME が代わりに使用されます。
JBOSS_HOST_NAME
JBOSS_HOST_PASSWORD
ドメインコントローラーでの登録時にホストコントローラーが使用する必要があるパスワード。
該当なし
JBOSS_HOST_CONFIG
JBOSS_DOMAIN_CONTROLLER=true の場合は、host-master.xml が使用されます。JBOSS_DOMAIN_MASTER_ADDRESS が存在する場合は、host-slave.xml が使用されます。
host-master.xml または host-slave.xml (他のパラメーターに依存します)。
JBOSS_DOMAIN_S3_ACCESS_KEYS3 ドメインコントローラー検索用の Amazon AWS ユーザーアカウントのアクセスキー。該当なし
JBOSS_DOMAIN_S3_SECRET_ACCESS_KEYS3 ドメインコントローラー検索用の Amazon AWS ユーザーアカウントの秘密アクセスキー。該当なし
JBOSS_DOMAIN_S3_BUCKETS3 ドメインコントローラー検索に使用される Amazon S3 バケット。該当なし
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.