21.2.5. セッションおよびメッセージ駆動型 Bean に対する Bean プールの割り当て


JBoss 管理者は、セッション Bean およびメッセージ駆動型 Bean によって使用される個別の Bean プールを割り当てることができます。管理コンソールまたは管理 CLI を使用すると Bean プールを割り当てることができます。
デフォルトでは、ステートレスセッション Bean とメッセージ駆動型 Bean の slsb-strict-max-poolmdb-strict-max-pool の 2 つの Bean プールが提供されます。
Bean プールを作成または編集するには、「Bean プールの作成」 および 「Bean プールの編集」 を参照してください。
また、EJB で @Pool アノテーションを使用して、その EJB に使用するプールを特定できます。
注記
特定の EJB で @Pool アノテーションを使用すると、管理インターフェースを使用して指定されたデフォルト設定が上書きされます。

手順21.7 管理コンソールを使用したセッションおよびメッセージ駆動型 Bean に対する Bean プールの割り当て

  1. 管理コンソールへログインします。「管理コンソールへのログイン」
  2. 画面上部の Configuration タブをクリックします。Container メニューを展開し、EJB 3 を選択します。Container タブを選択します。
  3. Edit をクリックします。
  4. 適切なコンボボックスから、Bean の各タイプに使用する Bean プールを選択します。
  5. Save をクリックして終了します。

手順21.8 CLI を使用したセッションおよびメッセージ駆動型 Bean に対する Bean プールの割り当て

  1. CLI ツールを起動し、サーバーに接続します。「管理 CLI を使用した管理対象サーバーインスタンスへの接続」 を参照してください。
  2. 次の構文で write-attribute 操作を使用します。
    /subsystem=ejb3:write-attribute(name="BEANTYPE", value="BEANPOOL")
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    • BEANTYPE は、メッセージ駆動型 Bean の default-mdb-instance-pool、ステートレスセッション Bean の default-slsb-instance-pool に置き換えます。
    • BEANPOOL を割り当てる Bean プールの名前に置き換えます。
  3. read-resource 操作を使用して変更を確認します。
    /subsystem=ejb3:read-resource
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例21.5 CLI を使用したセッション Bean に対する Bean プールの割り当て

[standalone@localhost:9999 /] /subsystem=ejb3:write-attribute(name="default-slsb-instance-pool", value="LV_SLSB_POOL")  
{"outcome" => "success"}
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例21.6 XML 設定の例

<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:ejb3:1.2">
   <session-bean>
      <stateless>
         <bean-instance-pool-ref pool-name="slsb-strict-max-pool"/>
      </stateless>
      <stateful default-access-timeout="5000" cache-ref="simple"/>
      <singleton default-access-timeout="5000"/>
   </session-bean>
   <mdb>
      <resource-adapter-ref resource-adapter-name="hornetq-ra"/>
      <bean-instance-pool-ref pool-name="mdb-strict-max-pool"/>
   </mdb>
</subsystem>
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手順21.9 @Pool アノテーションを使用したセッションまたはメッセージ駆動型 Bean に対する Bean プールの割り当て

  1. @Pool アノテーションを Bean に追加し、使用される Bean プールの名前を指定します。
    @Stateless
    @Pool("slsb-strict-max-pool")
    public class HelloBean implements HelloBeanRemote {
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    これにより、管理インターフェースで作成されたデフォルト設定が上書きされます。
  2. @org.jboss.ejb3.annotation.Pool アノテーションは JBoss EJB3 外部 API の一部であり、依存関係として追加する必要があります。Maven を使用している場合は、以下の依存関係を pom.xml ファイルに追加する必要があります。
    <dependency>
      <groupId>org.jboss.ejb3</groupId>
      <artifactId>jboss-ejb3-ext-api</artifactId>
      <version>2.1.0</version>
    </dependency>
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