第16章 Web サービスサブシステム
16.1. Web サービスオプションの設定
Web サービスオプションは、管理コンソールまたは管理 CLI を使用して設定できます。
管理コンソールで、画面上部の Configuration タブをクリックして Subsystems メニューを展開し、Web メニューを展開します。Web Services メニュー項目をクリックし、Web サービスサブシステムを設定します。オプションは以下の表で説明されています。
オプション | 説明 | CLI コマンド |
---|---|---|
Modify WSDL Address |
WSDL アドレスをアプリケーションで変更できるかどうか。デフォルトは
true です。
|
/profile=full-ha/subsystem=webservices/:write-attribute(name=modify-wsdl-address,value=true) |
WSDL Host |
JAX-WS Web サービスの WSDL コントラクトには、エンドポイントの場所を示す <soap:address> 要素が含まれます。<soap:address> の値が有効な URL の場合、
modify-wsdl-address が true に設定されていない限り上書きされません。<soap:address> の値が有効な URL ではない場合、wsdl-host の値と wsdl-port または wsdl-secure-port のいずれかを使用して上書きされます。wsdl-host が jbossws.undefined.host に設定された場合、リクエスターのホストアドレスは <soap-address> の書き換え時に使用されます。デフォルトは ${jboss.bind.address:127.0.0.1} で、JBoss EAP 6 の起動時にバインドアドレスが指定されていない場合は 127.0.0.1 を使用します。
|
/profile=full-ha/subsystem=webservices/:write-attribute(name=wsdl-host,value=127.0.0.1) |
WSDL Port |
SOAP アドレスを書き換えるために使用されるセキュアではないポート。これが設定されない場合(デフォルト)、ポートはインストールされたコネクターのリストを問い合わせることにより識別されます。
|
/profile=full-ha/subsystem=webservices/:write-attribute(name=wsdl-port,value=80) |
WSDL Secure Port |
SOAP アドレスを書き換えるために使用されるセキュアなポート。これが設定されない場合(デフォルト)、ポートはインストールされたコネクターのリストを問い合わせることにより識別されます。
|
/profile=full-ha/subsystem=webservices/:write-attribute(name=wsdl-secure-port,value=443) |
注記
プロファイルを変更して別の管理対象ドメインを変更するか、スタンドアロンサーバーのコマンドの /profile=full-ha 部分を削除する必要があることがあります。
Web サービスサブシステム
Apache CXF でのロギングを有効にするには、standalone/domain.xml
ファイルに以下のシステムプロパティーを設定します。
<system-properties> <property name="org.apache.cxf.logging.enabled" value="true"/> </system-properties>