12.3.3. CLI でのコンソールログハンドラーの設定


コンソールログハンドラーは CLI で追加、削除、および編集できます。
Console ログハンドラーを設定するために実行する主なタスクは次のとおりです。
  • 新しいコンソールログハンドラーの追加
  • コンソールログハンドラーの設定表示
  • ハンドラーのログレベルの設定
  • ハンドラーの出力のターゲットの設定
  • ハンドラーの出力に使用されるエンコーディングの設定
  • ハンドラーの出力に使用されるフォーマッターの設定
  • ハンドラーによる自動フラッシュ使用の有無を設定
  • コンソールログハンドラーの削除
重要
ログハンドラーをスタンドアロンシステムのロギングプロファイルに設定する場合、設定パスのルートは /subsystem=logging/ ではなく /subsystem=logging/logging-profile=NAME/ になります。
管理対象ドメインでは、使用するプロファイルを指定する必要があります。管理対象ドメインの設定パスの先頭にプロファイル名を追加する必要があります。/subsystem=logging//profile=NAME/subsystem=logging/ に置き換えます。
Console ログハンドラーの追加
以下の構文で add 操作を使用します。HANDLER を、追加するコンソールログハンドラーに置き換えます。
/subsystem=logging/console-handler=HANDLER:add 

例12.14 Console ログハンドラーの追加

[standalone@localhost:9999 /] /subsystem=logging/console-handler=ERRORCONSOLE:add     
{"outcome" => "success"}
コンソールログハンドラーの設定表示
以下の構文で read-resource 操作を使用します。HANDLER をコンソールログハンドラーの名前に置き換えます。
/subsystem=logging/console-handler=HANDLER:read-resource 

例12.15 コンソールログハンドラーの設定表示

[standalone@localhost:9999 /] /subsystem=logging/console-handler=CONSOLE:read-resource
{
    "outcome" => "success",
    "result" => {
        "autoflush" => true,
        "enabled" => true,
        "encoding" => undefined,
        "filter" => undefined,
        "filter-spec" => undefined,
        "formatter" => "%d{HH:mm:ss,SSS} %-5p [%c] (%t) %s%E%n",
        "level" => "INFO",
        "name" => "CONSOLE",
        "named-formatter" => "COLOR-PATTERN",
        "target" => "System.out"
    }
}
ログレベルの設定
次の構文で write-attribute 操作を使用します。HANDLER はコンソールログハンドラーの名前に、LEVEL は設定するログレベルに置き換えます。
/subsystem=logging/console-handler=HANDLER:write-attribute(name="level", value="INFO") 

例12.16 ログレベルの設定

[standalone@localhost:9999 /] /subsystem=logging/console-handler=ERRORCONSOLE:write-attribute(name="level", value="TRACE")
{"outcome" => "success"}
ターゲットの設定
次の構文で write-attribute 操作を使用します。HANDLER をコンソールログハンドラーの名前に置き換えます。TARGET を、システムエラーストリームまたは標準出力ストリームの System.err または System.out に置き換えます。
/subsystem=logging/console-handler=HANDLER:write-attribute(name="target", value="TARGET") 

例12.17 ターゲットの設定

[standalone@localhost:9999 /] /subsystem=logging/console-handler=ERRORCONSOLE:write-attribute(name="target", value="System.err")
{"outcome" => "success"}
エンコーディングの設定
次の構文で write-attribute 操作を使用します。HANDLER をコンソールログハンドラーの名前に置き換えます。ENCODING を、必要な文字エンコーディングシステムの名前に置き換えます。
/subsystem=logging/console-handler=HANDLER:write-attribute(name="encoding", value="ENCODING") 

例12.18 エンコーディングの設定

[standalone@localhost:9999 /] /subsystem=logging/console-handler=ERRORCONSOLE:write-attribute(name="encoding", value="utf-8")     
{"outcome" => "success"}
フォーマッターの設定
次の構文で write-attribute 操作を使用します。HANDLER をコンソールログハンドラーの名前に置き換えます。FORMAT は必要なフォーマッター文字列に置き換えます。
/subsystem=logging/console-handler=HANDLER:write-attribute(name="formatter", value="FORMAT") 

例12.19 フォーマッターの設定

[standalone@localhost:9999 /] /subsystem=logging/console-handler=ERRORCONSOLE:write-attribute(name="formatter", value="%d{HH:mm:ss,SSS} %-5p [%c] (%t) %s%E%n")
{"outcome" => "success"}
自動フラッシュの設定
次の構文で write-attribute 操作を使用します。HANDLER をコンソールログハンドラーの名前に置き換えます。このハンドラーが出力をすぐに書き込む場合は、BOOLEANtrue に置き換えます。
/subsystem=logging/console-handler=HANDLER:write-attribute(name="autoflush", value="BOOLEAN") 

例12.20 自動フラッシュの設定

[standalone@localhost:9999 /] /subsystem=logging/console-handler=ERRORCONSOLE:write-attribute(name="autoflush", value="true")                                  
{"outcome" => "success"}
Console ログハンドラーの削除
以下の構文で remove 操作を使用します。HANDLER を、削除するコンソールログハンドラーの名前に置き換えます。
/subsystem=logging/console-handler=HANDLER:remove 

例12.21 Console ログハンドラーの削除

[standalone@localhost:9999 /] /subsystem=logging/console-handler=ERRORCONSOLE:remove
{"outcome" => "success"}
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