12.3.11. CLI でのカスタムログフォーマッターの設定


概要

「ログフォーマッター構文」 で指定したログフォーマッター構文の他に、任意のログハンドラーで使用するカスタムログフォーマッターを作成できます。この手順では、コンソールログハンドラーの XML フォーマッターを作成して説明します。

前提条件

  • JBoss EAP 6 サーバーの管理 CLI へのアクセス。
  • 以前設定されたログハンドラー。この手順例では、Console ログハンドラーを使用します。

手順12.7 ログハンドラーのカスタム XML フォーマッターの設定

  1. カスタムフォーマッターを作成します。
    この例では、以下のコマンドで java.util.logging.XMLFormatter クラスを使用する XML_FORMATTER という名前のカスタムフォーマッターを作成します。
    [standalone@localhost:9999 /] /subsystem=logging/custom-formatter=XML_FORMATTER:add(class=java.util.logging.XMLFormatter, module=org.jboss.logmanager)
  2. 使用したいログハンドラーのカスタムフォーマッターを登録します。
    この例では、前の手順のフォーマッターがコンソールログハンドラーに追加されます。
    [standalone@localhost:9999 /] /subsystem=logging/console-handler=HANDLER:write-attribute(name=named-formatter, value=XML_FORMATTER)
  3. JBoss EAP 6 サーバーを再起動し、変更を反映します。
    [standalone@localhost:9999 /] shutdown --restart=true

結果

カスタム XML フォーマッターがコンソールログハンドラーに追加されます。コンソールログの出力は XML でフォーマットされます。以下に例を示します。

<record>
  <date>2014-03-11T13:02:53</date>
  <millis>1394539373833</millis>
  <sequence>116</sequence>
  <logger>org.jboss.as</logger>
  <level>INFO</level>
  <class>org.jboss.as.server.BootstrapListener</class>
  <method>logAdminConsole</method>
  <thread>282</thread>
  <message>JBAS015951: Admin console listening on http://%s:%d</message>
  <param>127.0.0.1</param>
  <param>9990</param>
</record>
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