22.2. Java Connector Architecture (JCA) サブシステムの設定


JBoss EAP 6 設定ファイルの JCA サブシステムは、JCA コンテナおよびリソースアダプターデプロイメントの一般的な設定を制御します。

JCA サブシステムの主な要素

アーカイブの検証
  • この設定はデプロイメントユニット上でアーカイブの検証が実行されるかどうかを決定します。
  • アーカイブの検証に設定できる属性は下表のとおりです。
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    表22.1 アーカイブ検証の属性
    属性 デフォルト値 説明
    enabled true
    アーカイブバリデーションが有効であるかどうかを指定します。
    fail-on-error true
    アーカイブバリデーションのエラーレポートによってデプロイメントが失敗するかどうかを指定します
    fail-on-warn false
    アーカイブバリデーションの警告レポートによってデプロイメントが失敗するかどうかを指定します。
  • アーカイブが Java EE Connector Architecture 仕様を正しく実装せず、アーカイブ検証が有効になっている場合、デプロイメント中に問題を説明するエラーメッセージが表示されます。以下に例を示します。
    Severity: ERROR
    Section: 19.4.2 
    Description: A ResourceAdapter must implement a "public int hashCode()" method. 
    Code: com.mycompany.myproject.ResourceAdapterImpl
    
    Severity: ERROR
    Section: 19.4.2
    Description: A ResourceAdapter must implement a "public boolean equals(Object)" method.
    Code: com.mycompany.myproject.ResourceAdapterImpl
    
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  • アーカイブバリデーションが指定されていない場合は、アーカイブ検証が指定されているとみなされ、enabled 属性のデフォルトが true に設定されます。
Bean バリデーション
  • この設定はデプロイメントユニット上で Bean の検証 (JSR-303) が実行されるかどうかを決定します。
  • Bean の検証に設定できる属性は下表のとおりです。
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    表22.2 Bean 検証の属性
    属性 デフォルト値 説明
    enabled true
    Bean バリデーションが有効であるかどうかを指定します。
  • Bean バリデーションが指定されていない場合は、Bean バリデーションが指定されているとみなされ、enabled 属性のデフォルトが true に設定されます。
ワークマネージャー
  • ワークマネージャーには次の 2 種類があります。
    デフォルトワークマネージャー
    デフォルトのワークマネージャーおよびそのスレッドプール。
    カスタムワークマネージャー
    カスタムワークマネージャーの定義およびそのスレッドプール。
  • ワークマネージャーに設定できる属性は下表のとおりです。
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    表22.3 ワークマネージャーの属性
    属性 説明
    name
    ワークマネージャーの名前を指定します。これはカスタムワークマネージャーに必要です。
    short-running-threads
    標準の Work インスタンスのスレッドプール。ワークマネージャーごとに短時間実行されるスレッドプールが 1 つあります。
    long-running-threads
    LONG_RUNNING ヒントを設定する JCA 1.6 Work インスタンスのスレッドプール。各ワークマネージャーはオプションの長期スレッドプールを 1 つ持てます。
  • ワークマネージャーのスレッドプールに設定できる属性は下表のとおりです。
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    表22.4 スレッドプールの属性
    属性 説明
    allow-core-timeout
    コアスレッドがタイムアウトするかどうかを決定するブール値の設定。デフォルト値は false です。
    core-threads
    コアスレッドプールのサイズ。スレッドプールの最大サイズ以下である必要があります。
    queue-length
    キューの最大長。
    max-thread
    スレッドプールの最大サイズ。
    keepalive-time
    ワーク実行後にスレッドプールが保持される期間を指定します。
    thread-factory
    スレッドファクトリーへの参照。
ブートストラップコンテキスト
  • カスタムのブートストラップコンテキストを定義するために使用されます。
  • ブートストラップコンテキストに設定できる属性は下表のとおりです。
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    表22.5 ブートストラップコンテキストの属性
    属性 説明
    name
    ブートストラップコンテキストの名前を指定します。
    workmanager
    このコンテキストに使用するワークマネージャーの名前を指定します。
キャッシュ済み接続マネージャー
  • 接続のデバッグ、およびトランザクションにおける接続の lazy enlistment のサポートに使用されます。また、接続がアプリケーションによって適切に使用およびリリースされるかどうかを追跡します。
  • キャッシュ済みの接続マネージャーに設定できる属性は下表のとおりです。
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    表22.6 キャッシュ済み接続マネージャーの属性
    属性 デフォルト値 説明
    debug false
    接続を明示的に閉じるため、障害時に警告を出力します。
    error false
    接続を明示的に閉じるため、障害時に例外が発生します。

手順22.1 管理コンソールを使用した JCA サブシステムの設定

JBoss EAP 6 の JCA サブシステムは管理コンソールで設定できます。JCA 設定オプションは、サーバーの実行方法に応じて、管理コンソールで若干異なる場所に置かれます。
  1. 画面上部の Configuration タブをクリックします。Connector メニューを展開し、JCA を選択します。
  2. サーバーがドメインモードで稼働している場合は、左上の Profile ドロップダウンメニューからプロファイルを選択します。
  3. 3 つのタブを使用して JCA サブシステムを設定します。
    1. 共通設定

      Common Config タブには、キャッシュされた接続マネージャー、アーカイブ検証、および Bean 検証(JSR-303)の設定が含まれます。これらの項目は独自のタブに含まれます。これらの設定は、タブを開き、編集ボタンをクリックして必要な変更を行い、保存ボタンをクリックします。

      図22.1 JCA 共通設定

      JCA 共通設定
    2. ワークマネージャー

      Work Manager タブには、設定したワークマネージャーのリストが含まれます。新しいワークマネージャーを追加および削除でき、スレッドプールをここで設定できます。各 Work Manager は短時間実行されるスレッドプールを 1 つ持つことができ、任意で長時間実行されるスレッドプールを 1 つ持つことができます。

      図22.2 ワークマネージャー

      ワークマネージャー
      スレッドプール属性を設定するには、選択したリソースアダプターの 表示 をクリックします。

      図22.3 ワークマネージャースレッドプール

      ワークマネージャースレッドプール
    3. ブートストラップコンテキスト

      ブートストラップコンテキスト タブに は、設定されたブートストラップコンテキストのリストが含まれます。新しいブートストラップコンテキストオブジェクトを追加、削除、および設定できます。各ブートストラップコンテキストに Work Manager を割り当てる必要があります。

      図22.4 ブートストラップコンテキスト

      ブートストラップコンテキスト
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