18.2.4. Netty HTTP の設定


Netty HTTP は HTTP プロトコル上でパケットをトンネリングします。これは、ファイアウォールが HTTP トラフィックのみを通過できるシナリオで役に立ちます。Netty HTTP は Netty TCP と同じプロパティーを使用し、以下の追加プロパティーを使用します。
注記
以下のパラメーターはアクセプターおよびコネクターで使用できます。Netty HTTP トランスポートは標準の HTTP ポートを再利用することを許可しません(デフォルトでは 8080)。標準の HTTP ポートを使用すると例外が発生します。標準の HTTP ポートを介して HornetQ 接続をトンネリングするのに 「Netty サーブレットの設定」 (Netty Servlet Transport)を使用できます。
<socket-binding name="messaging-http" port="7080" />
<acceptors>
  <netty-acceptor name="netty" socket-binding="messaging-http">
    <param key="http-enabled" value="false"/>
    <param key="http-client-idle-time" value="500"/>
    <param key="http-client-idle-scan-period" value="500"/>
    <param key="http-response-time" value="10000"/>
   	<param key="http-server-scan-period" value="5000"/>
   	<param key="http-requires-session-id" value="false"/>
  </netty-acceptor>
</acceptors>
下表は、Netty HTTP の設定に使用する追加プロパティーの説明になります。
表18.3 Netty HTTP 設定プロパティー
プロパティー名 デフォルト 説明
http-enabled false true の場合、HTTP が有効になります。
http-client-idle-time 500 ミリ秒 接続を維持するために空の HTTP 要求を送信する前にクライアントがアイドル状態でいられる期間。
http-client-idle-scan-period 500 ミリ秒 アイドル状態のクライアントに対してスキャンを行う頻度 (ミリ秒単位)。
http-response-time 10000 ミリ秒 接続を維持するために空の HTTP 応答を送信する前に、サーバーが待機できる期間。
http-server-scan-period 5000 ミリ秒 応答が必要なクライアントに対してスキャンを行う頻度 (ミリ秒単位)。
http-requires-session-id false true の場合、クライアントは最初の呼び出しの後にセッション ID を取得するため待機します。
警告
自動クライアントフェールオーバーは、Netty HTTP トランスポートを通じて接続しているクライアントに対してはサポートされません。
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