17.2.3. HTTP コネクターの概要


JBoss EAP 6 には、Apache Web Server、Microsoft IIS、Oracle iPlanet などの外部 Web サーバーに構築された負荷分散および高可用性メカニズムを使用する機能があります。JBoss EAP 6 はコネクターを使用して外部 Web サーバーと通信します。これらのコネクターは JBoss EAP 6 の web サブシステム内に設定されます。
Web サーバーには、HTTP リクエストが JBoss EAP 6 ノードにルーティングされる方法を制御するソフトウェアモジュールが含まれます。これらのモジュールの挙動や設定方法はモジュールごとに異なります。モジュールは、複数の JBoss EAP 6 ノード全体でワークロードを分散したり、障害発生時にワークロードを別のサーバーに移動したりするために設定されます。これらの機能は、ロードバランシング および 高可用性(HA) と呼ばれます。
JBoss EAP 6 は複数のコネクターをサポートします。使用中の Web サーバーや必要な機能に応じてコネクターを選択します。
以下の表は、JBoss EAP 6 と互換性のある HTTP コネクターの違いを示しています。HTTP コネクターのサポートされる構成に関する最新情報は、を参照してください https://access.redhat.com/articles/111663
表17.3 HTTP コネクター機能および制約
コネクター Web サーバー サポート対象オペレーティングシステム サポート対象プロトコル デプロイメント状態への適合 スティッキーセッションのサポート
mod_cluster JBoss Enterprise Web Server の httpd、オペレーティングシステム (Red Hat Enterprise Linux、Hewlett-Packard HP-UX) によって提供される httpd Red Hat Enterprise Linux、Microsoft Windows Server、Oracle Solaris、Hewlett-Packard HP-UX HTTP、HTTPS、AJP 必要。アプリケーションのデプロイメントとアンデプロイメントを検出し、アプリケーションがそのサーバーにデプロイされたかどうかに基づいて、サーバーにクライアント要求を送信するかどうかを動的に決定します。 はい
mod_jk JBoss Enterprise Web Server の httpd、オペレーティングシステム (Red Hat Enterprise Linux、Hewlett-Packard HP-UX) によって提供される httpd Red Hat Enterprise Linux、Microsoft Windows Server、Oracle Solaris、Hewlett-Packard HP-UX AJP 不可。 アプリケーションの状態に関係なく、コンテナーが利用可能な限り、クライアント要求をコンテナーに送信します。 はい
mod_proxy JBoss Enterprise Web Server の httpd Red Hat Enterprise Linux、Microsoft Windows Server、Oracle Solaris HTTP、HTTPS、AJP 不可。 アプリケーションの状態に関係なく、コンテナーが利用可能な限り、クライアント要求をコンテナーに送信します。 はい
ISAPI コネクター Microsoft IIS Microsoft Windows Server AJP 不可。 アプリケーションの状態に関係なく、コンテナーが利用可能な限り、クライアント要求をコンテナーに送信します。 はい
NSAPI コネクター Oracle iPlanet Web Server Oracle Solaris AJP 不可。 アプリケーションの状態に関係なく、コンテナーが利用可能な限り、クライアント要求をコンテナーに送信します。 はい
JBoss EAP 6 でサポートされる構成は次のとおり https://access.redhat.com/articles/111663 です。
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