6.4. XA データソース
6.4.1. 管理インターフェースによる XA データソースの作成
概要
ここでは、管理コンソールまたは管理 CLI のいずれかを使用して XA データソースを作成する手順について取り上げます。
Oracle のデータソース
バージョン 10.2 以前の Oracle データソースでは、トランザクション以外の接続とトランザクション接続が混在するとエラーが発生するため、<no-tx-separate-pools/> パラメーターが必要でした。特定のアプリケーションでこのパラメーターが不要になる場合があります。
手順6.9 管理 CLI または管理コンソールのいずれかを使用した XA データソースの作成
管理 CLI
- 以下の管理 CLI コマンドを実行して XA データソースを作成し、適切に変数を設定します。注記DRIVER_NAME の値は、JDBC ドライバー JAR にある
/META-INF/services/java.sql.Driver
ファイルにリストされているクラスの数によって異なります。クラスが 1 つしかない場合、値は JAR の名前になります。複数のクラスがある場合、値は JAR + driverClassName + "_" + majorVersion +"_" + minorVersion の名前になります。これを実行しないと、以下のエラーがログに記録されます。JBAS014775: New missing/unsatisfied dependencies
たとえば、MySQL 5.1.31 ドライバーに必要な DRIVER_NAME 値はmysql-connector-java-5.1.31-bin.jarcom.mysql.jdbc.Driver_5_1
です。xa-data-source add --name=XA_DATASOURCE_NAME --jndi-name=JNDI_NAME --driver-name=DRIVER_NAME --xa-datasource-class=XA_DATASOURCE_CLASS
XA データソースプロパティーの設定
サーバー名の設定
次のコマンドを実行し、ホストのサーバー名を設定します。/subsystem=datasources/xa-data-source=XA_DATASOURCE_NAME/xa-datasource-properties=ServerName:add(value=HOSTNAME)
データベース名の設定
次のコマンドを実行し、データベース名を設定します。/subsystem=datasources/xa-data-source=XA_DATASOURCE_NAME/xa-datasource-properties=DatabaseName:add(value=DATABASE_NAME)
- データソースを有効にします。
xa-data-source enable --name=XA_DATASOURCE_NAME
管理コンソール
管理コンソールの Datasources パネルに移動します。
- コンソールの上部にある Configuration タブを選択します。
- ドメインモードの場合は、左上のドロップダウンボックスからプロファイルを選択します。
- コンソールの左側にあるメニューを展開し、 メニューを展開します。
- XA Datasource タブを選択します。
新しい XA データソースを作成します。
- Create XA Datasource ウィザードで新しい XA データソース属性を入力し、 をクリックします。
- Create XA Datasource ウィザードに JDBC ドライバーの詳細を入力し、 をクリックします。
- XA プロパティーを入力し、をクリックします。
- Create XA Datasource ウィザードで接続設定を入力します。
- 完了 をクリックて終了します。
結果
XA データソースがサーバーに追加されている。これで、standalone.xml
ファイルまたは domain.xml
ファイル、および管理インターフェースが表示されます。
以下も参照してください。