2.2.9. JBoss EAP 6 の停止
JBoss EAP 6 を停止する方法は、起動方法によって異なります。このタスクでは、対話的に起動したインスタンスを停止し、サービスが開始したインスタンスを停止して、スクリプトによりバックグラウンドにフォークされたインスタンスを停止します。
注記
管理対象ドメインでサーバーまたはサーバーグループを停止する方法は、「管理コンソールを使用したサーバーの停止」 を参照してください。管理 CLI を使用してサーバーを停止する方法は、「管理 CLI を使用したサーバーの起動および停止」 を参照してください。
手順2.8 JBoss EAP 6 のインスタンスの停止
コマンドラインプロンプトから対話的に起動したインスタンスの停止
JBoss EAP 6 が稼働しているターミナルで Ctrl-C を押します。
手順2.9 オペレーティングシステムサービスとして起動されたインスタンスの停止
オペレーティングシステムに応じて、以下のいずれかの手順を実行します。
Red Hat Enterprise Linux
Red Hat Enterprise Linux の場合は、サービススクリプトを記述している場合は、stop
機能を使用します。これはスクリプトに記述する必要があります。次に、service scriptname stop を使用することができます。scriptname はスクリプト名に置き換えます。Microsoft Windows Server
Microsoft Windows では、net service コマンドを使用するか、コントロールパネルの Services アプレットからサービスを停止します。
手順2.10 バックグラウンドで実行されているインスタンスの停止 (Red Hat Enterprise Linux)
- プロセスのプロセス ID(PID)を取得します。
単一のインスタンスのみが実行されている場合 (スタンドアロンモード)
以下のコマンドのいずれかが、JBoss EAP 6 の単一インスタンスの PID を返します。- pidof java
- jps( jps コマンドは、
jboss-modules.jar
用と jps 自体の 2 つのプロセスの ID を返します。jboss-modules.jar
の ID を使用して EAP インスタンスを停止します。
複数の EAP インスタンスが実行されている場合 (ドメインモード)
複数の EAP インスタンスが実行されている場合、正しいプロセスを識別するには、さらに包括的なコマンドを使用する必要があります。- jps コマンドは冗長モードで使用して、見つかった java プロセスに関する詳細情報を提供できます。以下は、PID およびロールによって実行されている EAP プロセスを特定する、詳細な jps コマンドからのブリッジ出力です。
$ jps -v 12155 jboss-modules.jar -D[Server:server-one] -XX:PermSize=256m -XX:MaxPermSize=256m -Xms1303m ... 12196 jboss-modules.jar -D[Server:server-two] -XX:PermSize=256m -XX:MaxPermSize=256m -Xms1303m ... 12096 jboss-modules.jar -D[Host Controller] -Xms64m -Xmx512m -XX:MaxPermSize=256m ... 11872 Main -Xms128m -Xmx750m -XX:MaxPermSize=350m -XX:ReservedCodeCacheSize=96m -XX:+UseCodeCacheFlushing ... 11248 jboss-modules.jar -D[Standalone] -XX:+UseCompressedOops -verbose:gc ... 12892 Jps ... 12080 jboss-modules.jar -D[Process Controller] -Xms64m -Xmx512m -XX:MaxPermSize=256m ...
- ps aux コマンドを使用して、複数の EAP インスタンスに関する情報を返すこともできます。以下は、PID およびロールによって実行されている EAP プロセスを特定する、冗長 ps aux コマンドの出力です。
$ ps aux | grep java username 12080 0.1 0.9 3606588 36772 pts/0 Sl+ 10:09 0:01 /path/to/java -D[Process Controller] -server -Xms128m -Xmx128m -XX:MaxPermSize=256m ... username 12096 1.0 4.1 3741304 158452 pts/0 Sl+ 10:09 0:13 /path/to/java -D[Host Controller] -Xms128m -Xmx128m -XX:MaxPermSize=256m ... username 12155 1.7 8.9 4741800 344224 pts/0 Sl+ 10:09 0:22 /path/to/java -D[Server:server-one] -XX:PermSize=256m -XX:MaxPermSize=256m -Xms1000m -Xmx1000m -server - ... username 12196 1.8 9.4 4739612 364436 pts/0 Sl+ 10:09 0:22 /path/to/java -D[Server:server-two] -XX:PermSize=256m -XX:MaxPermSize=256m -Xms1000m -Xmx1000m -server ...
上記の例では、ドメイン全体を停止するには Process Controller プロセスを停止します。grep ユーティリティーは、以下のいずれかのコマンドを使用して Process Controller を特定できます。jps -v | grep "Process Controller"
ps aux | grep "Process Controller"
- kill PID を実行してプロセス
TERM
シグナルを送信します。ここで、PID は上記のコマンドの 1 つで識別されるプロセス ID です。
結果
JBoss EAP 6 がクリーンにシャットダウンされ、データは失われません。