12.3.3. 推定中止 (presumed-abort) の最適化
トランザクションをロールバックする場合、この情報をローカルで記録し、エンリストされたすべての参加者に通知します。この通知は形式的なもので、トランザクションの結果には影響しません。すべての参加者が通知されると、このトランザクションに関する情報を削除できます。
トランザクションのステータスに対する後続の要求が行われる場合、利用可能な情報はありません。このような場合、要求側はトランザクションが中断され、ロールバックされたと見なします。推定中止 presumed-abort の最適化は、トランザクションがコミットの実行を決定するまで参加者に関する情報を永続化する必要がないことを意味します。 これは、トランザクションがコミットの実行を決定する前に発生した障害はトランザクションの中止であると推定されるためです。