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18.6.7. パスワード Vault のカスタム実装を使用するよう JBoss EAP 6 を設定

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概要

独自の SecurityVault 実装を使用して、設定ファイルのパスワードや機密性の高いその他の属性をマスクできます。

手順18.12 パスワード vault のカスタム実装の使用

  1. SecurityVault インターフェイスを実装するクラスを作成します。
  2. 直前の手順からクラスを含むモジュールを作成し、インターフェイスが SecurityVaultorg.picketbox で依存関係を指定します。
  3. 以下の属性を用いて vault 要素を追加して、JBoss EAP サーバー設定でカスタムのパスワード vault を有効にします。
    code
    SecurityVault を実装するクラスの完全修飾名。
    module
    カスタムクラスが含まれるモジュールの名前。
    オプションで vault-options パラメーターを使用して、パスワード Vault のカスタムクラスを初期化できます。

    例18.44 vault-options パラメーターを使用したカスタムクラスの初期化

    /core-service=vault:add(code="custom.vault.implementation.CustomSecurityVault", module="custom.vault.module", vault-options=[("KEYSTORE_URL" => "PATH_TO_KEYSTORE"), ("KEYSTORE_PASSWORD" => "MASKED_PASSWORD"), ("KEYSTORE_ALIAS" => "ALIAS"), ("SALT" => "SALT"),("ITERATION_COUNT" => "ITERATION_COUNT"), ("ENC_FILE_DIR" => "ENC_FILE_DIR")])

結果

パスワード vault のカスタム実装を使用して、マスクされた文字列が復号化されるよう JBoss EAP 6 が設定されます。

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