12.6.2.3. JTA Transaction API を使用するようデータソースを設定
概要
ここでは、データソースで Java Transaction API (JTA) を有効にする方法を説明します。
前提条件
このタスクを続行するには、次の条件を満たしている必要があります。
- データベースまたはその他のリソースは、JavaTransactionAPI をサポートしている必要があります。疑わしい場合は、データベースまたはその他のリソースのドキュメントを参照してください。
- データソースを作成します。「管理インターフェースによる非 XA データソースの作成」 を参照してください。
- JBoss EAP 6 を停止します。
- テキストエディターで設定ファイルを直接編集できる権限を持たなければなりません。
手順12.2 Java Transaction API を使用するようデータソースを設定
テキストエディターで設定ファイルを開きます。
JBoss EAP 6 を管理対象ドメインまたはスタンドアロンサーバーで実行するかによって、設定ファイルの場所は異なります。管理対象ドメイン
管理対象ドメインのデフォルトの設定ファイルは、Red Hat Enterprise Linux の場合はEAP_HOME
/domain/configuration/domain.xml にあり、Microsoft Windows の場合はEAP_HOME\domain \ configuration\domain.xml
にあります。スタンドアロンサーバー
スタンドアロンサーバーのデフォルトの設定ファイルは、Red Hat Enterprise Linux の場合はEAP_HOME
/standalone/configuration/standalone.xml にあり、Microsoft Windows の場合はEAP_HOME\Standalone \ configuration\standalone.xml
にあります。
データソースに対応する
<datasource>
タグを見つけます。データソースのjndi-name
属性は、作成時に指定した属性に設定されます。たとえば、ExampleDS データソースは次のようになります。<datasource jndi-name="java:jboss/datasources/ExampleDS" pool-name="H2DS" enabled="true" jta="true" use-java-context="true" use-ccm="true">
jta
属性をtrue
に設定します。前の手順で表示されたように、<datasource>
タグの内容に次を追加します。jta= "true"
特定のユースケース (読み取り専用データソースの定義など) がない限り、Red Hat はデフォルト値のjta=true
をオーバーライドすることをお勧めしません。この設定は、データソースが Java Transaction API を尊重し、JCA 実装による接続の追跡を改善できることを示しています。設定を保存します。
設定ファイルを保存しテキストエディターを終了します。JBoss EAP 6 を起動します。
JBoss EAP 6 サーバーを再起動します。
結果
JBoss EAP 6 が起動し、データソースが Java Transaction API を使用するように設定されます。