2.3. Maven リポジトリーの使用
2.3.1. JBoss EAP Maven 6 リポジトリーを設定します
概要
プロジェクトで JBoss EAP 6 Maven リポジトリーを使用するよう Maven に指示する方法は 2 つあります。
- リポジトリーを Maven グローバルまたはユーザー設定で設定します。
- リポジトリーをプロジェクトの POM ファイルで設定します。
手順2.5 JBoss EAP 6 Maven リポジトリーを使用するように Maven 設定を設定する
Maven 設定を使用して Maven リポジトリーを設定します
これは、推奨の手法です。リポジトリーマネージャーや共有サーバー上のリポジトリーを使用して Maven を設定すると、プロジェクトの制御および管理を行いやすくなります。また、代替のミラーを使用してプロジェクトファイルを変更せずにリポジトリーマネージャーに特定のリポジトリーのルックアップ要求をすべてリダイレクトすることも可能になります。ミラーの詳細は、http://maven.apache.org/guides/mini/guide-mirror-settings.html を参照してください。プロジェクトの POM ファイルにリポジトリー設定が含まれていない場合、この設定方法はすべての Maven プロジェクトに対して適用されます。プロジェクト POM を使用して Maven リポジトリーを設定します
この設定方法は、通常はお勧めしません。プロジェクトの POM ファイルでリポジトリーを設定する場合は、慎重に計画し、ビルドが遅くなる可能性があり、予期されたリポジトリーからではないアーティファクトが発生する可能性があることに注意してください。注記リポジトリーマネージャーが通常使用されるエンタープライズ環境では、Maven は、このマネージャーを使用してすべてのプロジェクトに対してすべてのアーティファクトを問い合わせる必要があります。Maven は、宣言されたすべてのリポジトリーを使用して不足しているアーティファクトを見つけるため、探しているものが見つからない場合に、central リポジトリー (組み込みの親 POM で定義されます) で検索を試行します。この central の場所をオーバーライドするには、central
で定義を追加してデフォルトの central リポジトリーがリポジトリーマネージャーになるようにします。これは、確立されたプロジェクトには適切ですが、クリーンなプロジェクトや「新しい」プロジェクトの場合は、cyclic 依存関係が作成されるため、問題が発生します。推移的に含まれる POM も、このタイプの設定の問題です。Maven は、これらの外部リポジトリーに欠落しているアーティファクトを照会する必要があります。これにより、ビルドの速度が低下するだけでなく、アーティファクトの発生元を制御できなくなり、ビルドが破損する可能性があります。この設定方法は、設定されたプロジェクトのグローバル設定とユーザー Maven 設定をオーバーライドします。