6.2.3.2. 国際化されたロガー、例外、またはメッセージの翻訳
JBoss Logging Tools を使用してインターフェイスで定義されたロギングおよび例外メッセージは、プロパティーファイルで提供される翻訳を持つことができます。
次の手順は、翻訳プロパティーファイルを作成して使用する方法を示しています。国際化された例外またはログメッセージ用に定義された 1 つ以上のインターフェイスを備えたプロジェクトがすでにあることを前提としています。
完全な例については、
logging-tools
クイックスタートを参照してください。
前提条件
- 作業用の Maven プロジェクトがすでに存在している必要があります。
- JBoss Logging Tools に対してプロジェクトが設定されていなければなりません。
- 国際化されたログメッセージや例外を定義する 1 または複数のインターフェースがプロジェクトに含まれていなければなりません。
- テンプレート翻訳プロパティーファイルを生成するようプロジェクトが設定されている必要があります。
手順6.5 国際化されたロガー、例外、またはメッセージの翻訳
テンプレートプロパティーファイルを生成する
mvn compile コマンドを実行して、テンプレート変換プロパティーファイルを作成します。テンプレートファイルをプロジェクトに追加します
翻訳したいインターフェースのテンプレートを、テンプレートが作成されたディレクトリーからプロジェクトのsrc/main/resources
ディレクトリーにコピーします。プロパティーファイルは翻訳するインターフェースと同じパッケージに存在する必要があります。コピーしたテンプレートファイルの名前を変更します
テンプレートファイルに含まれる翻訳に従って、テンプレートファイルのコピーの名前を変更します。例:GreeterLogger.i18n_fr_FR.properties
.テンプレートの内容を翻訳します。
新しい翻訳プロパティーファイルを編集して、適切な翻訳を含めます。# Level: Logger.Level.INFO # Message: Hello message sent. logHelloMessageSent=Bonjour message envoyé.
実行する各バンドルの翻訳ごとに、手順 2、3、および 4 を繰り返します。
結果: プロジェクトに 1 つ以上のメッセージバンドルまたはロガーバンドルに対する翻訳が含まれるようになります。プロジェクトをビルドすると、提供された翻訳が含まれるログメッセージに対して適切なクラスが生成されます。JBoss Logging Tools は、アプリケーションサーバーの現在のロケールに合わせて適切なクラスを自動的に使用するため、明示的にメソッドを呼び出したり、特定言語のパラメーターを提供したりする必要はありません。
生成されたクラスのソースコードは
target/generated-sources/annotations/
で確認できます。