2.5.2. JBoss EAP インストールプログラムを実行します


JBoss EAP インストールプログラムは、グラフィカルモードまたはテキストモードで実行できます。このトピックでは、インストールプログラムをグラフィカルモードで実行するコマンドについて説明します。

手順2.5 JBoss EAP インストールプログラムを実行します

  1. ターミナルを開き、ダウンロードしたインストールプログラムの JAR を含むディレクトリーに移動します。
  2. 以下のコマンドを入力します。
    java -jar jboss-eap-6.x.x-installer.jar
    Copy to Clipboard
    注記
    Hewlett-Packard HP-UX または Solaris 環境では、-d32/-d64 スイッチを使用して必要なアーキテクチャーを指定できます。以下のいずれかのコマンドを実行してインストーラーを起動します。
    java -jar -d64 jboss-eap-6.x.x-installer.jar
    Copy to Clipboard
    または
    java -jar -d32 jboss-eap-6.x.x-installer.jar
    Copy to Clipboard
  3. 以下の表の手順を実行します。
表2.3 JBoss EAP インストールプログラム画面
画面の名前
どのような場合に表示されるか
説明
Always
インストールプログラムに必要な言語を選択し、OK をクリックします。
Always
RED HAT JBOSS MIDDLEWARE のエンドユーザーライセンス契約。
I accept the terms of this license agreement を選択し、Next をクリックします。
Always
JBoss EAP のインストールパスを選択し、Next をクリックします。新しいディレクトリーを作成するか、存在する場合は名前付きディレクトリーを置き換えるように求められます。
Always
インストールするパックを選択します。必要なパックは選択解除のために無効になっています。
Always
管理ユーザーを作成し、パスワードを割り当てます。パスワードは 8 文字以上で、英字 1 文字、数字 1 文字、および英数字以外 1 文字を含む必要があります。Next をクリックします。
Always
クイックスタートの例をインストールします。それらをインストールする場合は、Yes を選択し、インストールパスを選択します。インストールしない場合は、No を選択します。Next をクリックします。
クイックスタートの例をインストールすることを選択した場合
パブリックにホストされている Maven リポジトリーは、クイックスタートで使用できます。デフォルトの選択では、このリポジトリーを使用するようにインストールが自動的に設定されます。これは、クイックスタートを実行する最も簡単な方法です。必要に応じて、ローカルにインストールされたリポジトリーへのパスを指定します。Maven 設定ファイルがデフォルトの場所にない場合はパスを指定します。
Always
インストールでデフォルトのポートバインディングを使用するかどうか、カスタムポートバインディングを設定するか、デフォルトバインディングのポートオフセットを設定します。カスタムバインディングを選択した場合は、ポートを設定するモード (スタンドアロンモード、ドメインモード、または両方のモード) を選択します。ポートオフセットを設定することを選択した場合は、オフセット番号を選択します。
ホストが IPv6 専用 で設定されている場合は、Enable pure IPv6 configuration チェックボックスを選択します。これにより、インストーラーによって必要な設定変更が行われます。
Next をクリックします。
スタンドアロンモードにカスタムポートバインディングを設定することを選択したとき。
さまざまなスタンドアロンモードのポートとシステムプロパティーを設定し、Next をクリックします。
ドメインモードにカスタムポートバインディングを設定することを選択したとき。
さまざまなドエ員モードのポートとシステムプロパティーを設定し、Next をクリックします。
Always
インストールプロセスの完了時に、優先するスタートアップオプションを選択します。次へ をクリックします。
Always
ログレベルを設定するには Yes を選択し、この設定を省略する場合は No を選択します。Next をクリックします。
Always
デフォルト設定をインストールするには、Perform default configuration を選択します。をインストールします。高度な設定オプションのリストから選択するには、Perform advanced configuration を選択します。インストール後に詳細オプションを設定することもできます。Next をクリックします。
ランタイム環境の詳細設定でパスワード vault のインストールを選択したとき。
暗号化されたキーストアに機密パスワードをすべて保存するようにパスワード vault を設定し、Next をクリックします。詳細については、『管理および設定ガイド』 の 『キーストアパスワードのマスクとパスワード vault の初期化』 を参照してください。
ランタイム環境の詳細設定で SSL セキュリティーの有効化を選択したとき。
EAP 管理インターフェイスを保護するための SSL キーストアを設定します。Next をクリックします。詳細については、『セキュリティーガイド』 の 『SSL 暗号化キーと証明書の生成』 を参照してください。
警告
Red Hat は、影響するすべてのパッケージで TLSv1.1 または TLSv1.2 を利用するために SSL を明示的に無効化することを推奨しています。
ランタイム環境の詳細設定で LDAP 設定の有効化を選択したとき。
LDAP ディレクトリーサーバーを管理コンソール、管理 CLI、かたは管理 API の認証ソースとして使用するよう LDAP 認証を有効にします。指定後に Next をクリックします。詳細については、『管理および設定ガイド』 の 『管理インターフェースに対する LDAP を使用した認証』 を参照してください。
ランタイム環境の詳細設定で Infinispan キャッシュのインストールを選択したとき。
キャッシュされたデータを管理するための Infinispan キャッシュを作成します。Infinispan に名前を付け、他のフィールドを設定して、Next をクリックします。詳細については、『管理および設定ガイド』 の 『Infinispan』 というタイトルの章を参照してください。
ランタイム環境の詳細設定でセキュリティードメインの追加を選択したとき。
PicketBox によって提供されるサービスを JBoss EAP サーバーインスタンスに組み込むようにセキュリティードメインを設定します。ほとんどのフィールドにはすでにデフォルト値が入力されており、変更する必要はありません。指定後に Next をクリックします。詳細については、『管理および設定ガイド』 の 『セキュリティードメイン』 を参照してください。
ランタイム環境の詳細設定に JDBC ドライバーをインストールすることを選択したとき。
JDBC ドライバーをインストールしてセットアップし、アプリケーションコードを関連するデータベース言語に変換します。Driver Vendor ドロップダウンリストに表示されるサポート対象ドライバーのリストから適切なドライバーを選択します。詳細については、『管理および設定ガイド』 の 『データソース管理』 というタイトルの章を参照してください。
ランタイム環境の詳細設定にデータソースをインストールすることを選択したとき。
アプリケーションが使用できるデータソースを設定します。データソース名を指定し、他のフィールドを設定して、Next をクリックします。詳細については、『管理および設定ガイド』 の 『データソースの設定』 を参照してください。
Always
選択内容を確認して、Next をクリックします。
Always
インストールの進行が完了したら、Next をクリックします。
Always
処理が終了したら、Next をクリックします。
Always
Create shortcuts in the Start-Menu チェックボックスを選択してショートカットを作成し、適切なオプションを使用してショートカットを設定します。英数字、ダッシュ (-)、およびアンダースコア (_) のみを使用できます。Microsoft Windows では、スラッシュ (/) および バックスラッシュ (\) みを使用できます。Next をクリックしてショートカットを作成します。
Always
選択したインストールオプションをキャプチャする場合は、Generate installation script and properties file をクリックします。次に、Done をクリックします。
インストールが完了しました。

手順2.6 テキストベースのインストールプロセス

  1. ターミナルを開き、ダウンロードしたインストールプログラムの JAR を含むディレクトリーに移動します。
  2. 次のコマンドを実行して、テキストベースのインストーラーを起動します。
    java -jar jboss-eap-6.x.x-installer.jar -console
    Copy to Clipboard
  3. 手順に従って JBoss EAP 6 をインストールします。

結果

インストールが完了し、JBoss EAP 6 がターゲットマシンにインストールされます。

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